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あ
○○
にしゆにしゆ
二種の斑 青み 淡い茶色い 暖色 寒色。
うねうね 段上からの眺め。
参道に出来上がる うねり。
たっぷりと補充された砂利は 色味の系統が 異なる。
馴染む時 どの様に 色が 落ち着くだろう。
○
恙無く。
境内を 退去。
二つ目の鳥居を 御辞儀で やり過ごし。
やり過ごし 頭を 上げよう と 目線が前方を舐めようとした時。きらり 光が 白く飛び込む。
おもむろに 近付く 拾う 三角の硝子。
茶色い赤く 程よく削れて 石器の如く。
均しが甘く 少しだけ でこぼこな 参道の凸から 取り出す。
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