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あ
○○
二十㎏に 押さえられ。
軽さを潰され 固着した。
柔な振動 痙攣よ。
○
参道に 右折して進行。
鳥居を 前に して 見慣れぬ 物体。
河原砂が 袋入りで ごろごろ。
参道 両脇に。 鳥居の前にも 鳥居の向こうに も。
隙間を 埋める様に 置かれている。
石も 只では無い。
御辞儀した 鳥居の下で する袋を 横目で眺めつつ 進む。
電子音染みた 烏の鳴き声。
ああ。
見逃した小さな百足は 成長し 店内を彷徨くだろうか。
○
十㎏が 当時は 辛かった。
痙攣すると 肩が引き伸ばされる様に感じた。
まだ 頭部の工夫も無く 軟弱な芽だった。
今は 頭部の工夫も有る。
十㎏なら 障りに為らない。
いつか 更に 加重しても 平気に 為るのだろうか。
○
痙攣を保ち 行い 筋肉痛に為る事が 出来る。
嬉しい事だ。
まだ 先が有るやも 知れない。