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  ○○



  階段を上り。

賽銭箱が 無い。

階段を上る。社前の少ない段数。 硝子を はめられた 木の格子 木扉

上がりきった。近付く。 有った。    扉側に寄せられて ある。


 格子の硝子がずらされて 開けられた空間から 手を入れて 小銭を落とす。


 ○


 翌日

階段を上り。

賽銭箱が有る。

あるある が 半箱分 遠い。

一箱近付き半箱遠退く。

いよ。 いつもより 遠くに投げ込む。

木の扉と箱の間には ちらほらと 小銭が 散乱。

遠すぎたのか。


  ○


 一つ目の鳥居を 御辞儀した後 潜ると 参道に犬。

ばう。 ばう。 野太い叫び。

白い犬が繋がれて。

階段前に陣取る犬。

円周状に 迂回。

ばう。 ばう。

ばう。 ばう。

階段を下る。


 二つ目の鳥居を 御辞儀した後 潜る 公道に車。

静かに 走る 電気の車。

                 ばう。 ばう。

                 ばう。 ばう。

車椅子の静穏。


  ○


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