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けしき

鳴神

作者: 誰彼小路


近頃お前は、


昼過ぎになると現れるんだ


気が付くと近くにいて


重い低音を響かせる


近所のこどもが


驚いて逃げていくぞ


隣の猫が


身を翻して逃げていくぞ


まったくお前は


そうやって楽しんでいるんだ


先触れならばもう少し


穏やかにやってくればいいものを


けれども


これがお前だな


けれども


それがお前だな


俺はお前の訪れを


わくわくしながら待つこどもだ


薄暗くなっていく街を見て


外に飛び出す変わり者だ


さあ、遊ぼうか


お前と俺とで


お前は得意の太鼓と光で


世界を舞台に変えるから


俺はそれを独り占めして


世界を舞台に踊るんだ



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