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怠惰な俺が最強になる証明  作者: 風野唄
3章 争い合う2学期編
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第094話 東源の本気

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

よければ、評価とブクマ等していただければ幸いです。

ほとんどの部員が対戦を終わらせてきた。

ついに残るのは、部長達だけになったので注目が集まる。


やはり、ここで優勢だと思われるのは普段から実践形式で稽古を行なっている新庄先輩か。

それとも、実力は未知数で普段は明るい感じを振りまいている三角先輩もありえる。

うちのところの部長は、体格面を考慮すると少し不利とも思えるな。


「僕は合図ができないから、霧道君頼めるかい。」


近くにたまたま居たからなのか俺が指名されてしまう。

本当はゆっくり遠くから見ておこうとでも思っていたのに名指しされてしまったら仕方ない。


「3人とも準備できてるようなので始めますね。試合開始。」


開始の合図をしたはずが誰1人として動こうとしない。

少しでも動き出したら攻撃されてしまうのではないかといった雰囲気だ。

それでも動いたのは三角先輩。


「やっぱり待ってるのって性に合わないんだよねー。ウズウズしちゃってさ。」

「だからって僕から狙うのはあんまりじゃないかな。」

「まずは厄介そうな人から潰す。対戦の常識でしょー!」


東源先輩ではなく新庄先輩に攻撃を仕掛けた。

実力を出して暴れる前に、活躍の場を与えず退場してもらいたかったのだろうか。

そこに加勢するようにして東源先輩も乱入。


意外にも東源先輩は能力無しの近接戦も出来るようだ。

身長が低いので高めの殴りは当たらない。

それに加えて避けることも考えるともっと当たらないと考えていいだろう。


「その身長だと不利とばかり勝手に思っていたけど、実は強力な武器だったんだね。」

「私は動けるチビ。あまり甘く見ない方がいい。」


チビって言われるのはいいのかよっと思ったがそこをツッコむは野暮だろう。

威力は高くないようだが、東源先輩の攻撃は確実に2人にヒットしている。

能力による遠距離戦ばかりが得意だと思っていたのにどうやら違ったようだな。


「どうやら僕もちょっとだけ実力を見せてあげないと部員に示しがつかないようだね。”戦闘体術 導きの拳”」


能力無しの技を使った新庄先輩。

相手の行動を予測して確実に攻撃を当てていく。

もしかすると、この数分間の間で戦っている相手の癖やパターンなどを把握していたのか。

これを見た三角先輩も負けていられないからなのか本気を出す。


どんどんヒートアップしていく部長同士の戦い。

決着は少し先のことだった。

予想通り勝ったのは新庄先輩だったが、内容だけ見ればどこが勝ったとしてもおかしくない。

これが部長クラスの実力なのか。

部進戦の時に部長クラスと当たらないことだけを祈っておく他にない。


「それじゃ、また何かあったら連絡してね。」

「あー、楽しかった。動いたらお腹空いてきちゃった。またねー!」


ここで全ての練習が終わり現地での解散になる。

部長のことをあまり俺達は知れていないらしい。


「私達も帰ろう。明日も学校があるから。」

「ちょっと待ってください。東源先輩、今から俺と能力有りの勝負しませんか。」

「急すぎる。それをしようと思ったのはなぜ。」

「貴方の本気が見てみたい。それで十分でしょう。」

「本当に生意気なやつ。部長としての尊厳を見せつける。」


2人で向かい合って勝負をする。

小鳥と八戸場も残って応援してくれるようだ。


「いきまーす。はじめ。」


開始の合図が聞こえたので行かせてもらう。


「”錬金術師 三重元素錬成”」


いきなり大技を繰り広げる。

フィールドを埋め尽くすほどの3種類の元素を生み出していく。

それを放っても東源先輩は同様の色すら見せない。


「”幻影の思い出(ファントムメモリー) 幻影の雨(ファントムレイン)”」


まるでコピーされたかのように同じものを作り出されてしまう。

幻影なのに相殺されてしまったということは、物質としてその場に存在していたのか。

あの能力は考える要素が多過ぎて戦うのも苦労するな。


「これぐらいなら余裕ってことですか。それなら、”錬金術師 半解放”」


俺の使える奥の手を惜しみもなく使っていく。

この人に隠してしてもなんのメリットもないのだから今使っても問題ない。


「さっきとはまるで別人。これが霧道から話には聞いていた新技なのね。」

「少しは焦って欲しかったですけど、無理だったみたいですね。”錬金術師 融合爆発”」


威力だけで言ったらこの融合爆発が俺の技の中ではトップクラスだ。

これを防がれたら、どうやって対処すればいいのかを1から考え直す必要があるな。


「完成したのね。でも、私の前では全て無力。”幻影の思い出 幻影分身”」


みるみると東源先輩が増えていく。

何人か巻き込んで爆発したが手応えは全くない。

どれが本体でどれが偽物なのか。

もう幻影の中に取り込まれている可能性だって。

考えれば考えるほど疑心暗鬼になる能力だな。


「これで最後。本気をみたいってリクエストに少し応える。”幻影の思い出 幻影の檻(ファントムプリズン)”」


俺の周りを黒い影が覆っていく。

能力を使って足掻こうとしたが、その場を動くことが少しもできない。

まるで沼に足を取られたように重い。


「動けないなら能力突破するまで。”錬金術師 ・・・」


力が出ない。

能力の使用まで出来ない檻なのか。

気付いたらリバイブが発動してまう。


終わった後で東源先輩に話しかける。


「最後の技どうなっているんですか。動けすらしなけったですよ。」

「どう少しは私のことを見直した?」

「最初から尊敬しかしていないですよ。」


そこに小鳥と八戸場の2人も合流する。


「最後なんで動かなかったの歩君。」

「攻撃来ていたのはわかったなの。ただ立ちっぱなしだったの。」

「あれは幻影。攻撃する動作を見せた時には既に幻影が発動してた。霧道には、黒い影が見えたかも知れないけど、その時にはもう遅い。」


いつ発動したのかさえ分からなかった。

これを使われたらどれだけ強い人間でも対処が出来ないのではないだろうか。

クラス・ファーストで入学してくるだけのことはあるな。


「これの調子でみんなも頑張って。15000円は貰ったも同然。」


部長としてカッコイイところを見せられたからなのか、満足そうだ。

俺も最近勝ち続きで調子に乗っている部分があった。

上には上がいることを再認識できただけで良かったと思うことにしよう。

ご覧いただきありがとうございました!

次回は、明日投稿予定です。

宜しければブックマーク、いいねお願いいたします。


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