表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怠惰な俺が最強になる証明  作者: 風野唄
第2章 助け合う夏休み編
88/123

第086話 システムコード001

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

よければ、評価とブクマ等していただければ幸いです。

最後の練習メニューをクリアした時、確実に俺ではないなにかが介入した気がする。

それが能力の自我なのかどうかは分からない。

しかし、あのままでは幻術に飲まれて現実世界で餓死していたのは確かだ。


「なんか自分で攻略した気分にならないな。まぁ、他の3つは自力でしっかり攻略したし大丈夫か。」


今日もこの時間の学園には、ほぼ人がいないので独り言は虚しくもどこかへと消えていく。

欲望の部屋に着くと、もしかすると今日でこの部屋に入るのも最後かもしれないと思うと感慨深くなるものがある。


「汝、我に力を。我、汝に欲望を。」


始めようか。最後の大勝負を。


[ホログラ・アルファ 勝負 スタート]


俺は部屋に入ると問答無用で勝負を始める。


『”ホログラム式仮定能力 身体能力強化レベル2”』

「やっぱり能力は普通に使ってくるのかよ。でも、そのくらいなら問題ない。」


身体能力を強化させる能力を使っているが、放つ攻撃に速さを感じられない。

相手は連撃をどうにか当てようと前に前にと攻め込む。

俺は焦らずゆっくり後退しながら避ける。

あの猿だってもっと速く動いてきたのに。


「今度はこっちから、”我流体術(がりゅうたいじゅつ) (じん)”」


一歩踏み出した瞬間に距離を取っていた相手の近くまで移動する。

その後、まだこちらの体勢が整っていない相手にしなるような一撃を。

クリスタルフィッシュと砂のダッシュの効果もしっかりと出てきているようだ。


『”ホログラム式仮定能力 ガードレベル3”』


防御するための能力もあるのかよ。

しっかりと展開されたバリアが目の前にある。

俺の攻撃とぶつかり合って凄まじい音を出す。

流石にこの一撃で破壊することができなかったようで仕方なく他の攻撃に移る。


「そっちは能力ばっかり使って卑怯じゃないか。」

『・・・。”ホログラム式仮定能力 身体能力強化レベル4”』


何か会話を返して来る訳でもなく無言で俺に攻撃を仕掛けてきた。

しかも、1回も見たことのないレベル4。これは注意しておかないと簡単にやられてしまうぞ。


目の前に迫るホログラ・アルファ。

攻撃は単調なのでパターンが読めてしまえば避けることなんて難しくはない。

が、攻撃を避けた後に当たった地面はへこんでしまっているのが分かる。

威力だけで言えば、当たったら即アウトなのは間違いないだろう。


『対象者の防御パターンを把握。修正します。』


こいつ、戦いながらこっちのデータを取って修正しているのか。

時間を与え過ぎるとこっちが不利になりそうだ。


再度、攻撃に転じる様子だが、そのままやられるほど人間ってのは甘くないぞ。


「”我流体術 (じゅう)”」


今度は、全くもってその場から動くことなく一点に集中する。


『新パターン。データの情報を修正します。』

「そんな時間は与えないぞホログラム。」


ホログラ・アルファがデータの修正のために時間を稼ぎたいのか後退しようとする。

その一瞬を見逃すことはできなかった。


集中して溜められた力は一気に解放されてホログラ・アルファの腕に直撃する。

その攻撃が能力無しで生み出すことができたのだから、俺にとってはこれほどまでに喜ばしいことはないだろう。


『システムコード001 エラー を確認。システムコード001 エラー を確認。仮定能力保持AIホログラム戦闘人形が暴走に入ります。それに伴い、対象者:霧道 歩の能力の使用を解除します。』


使い物にならなくなったホログラ・アルファの腕が一瞬で回復しているのが分かる。

強い衝撃でデータがおかしくなったのかエラーが発生しているようだ。

しかし、本当にあれだけでエラーが起きるのだろうか。AIが管理しているのだとしたそこまでの予想は出来ていたはずではないだろうか。


そんなことよりも今はあの暴走しているホログラムを止めることが優先事項だ。

能力の使用も解除されているので対処はいくらでも出来る。


『”エラー能力(アビリティ) 身体能力強化レベル10”」


急激に身体能力強化のレベルが上がっている。

さっきの攻撃がレベル4。その倍以上はあるってことか。

それは想像するだけでも恐ろしい。


「俺がこの練習をしたのも元はと言えば能力を完成させるため。お前で試させてもらうぞ。”錬金術師 二重元素錬成”」


いつもよりも多くの玉を錬成してみたが、不思議なことに何も負担を感じない。

今の俺にはいくらでも錬成できそうな力が備わっているのように思えた。

身体能力強化レベル10がどれほどなのかを見ることすらなく弾幕に包み込まれていく。


攻撃を終えるとやっとホログラ・アルファの姿が見えてくる。

しかも、身体には傷の1つすらないように見える。

回復したのかすべて避けたのか分からないが、それほどの能力を使えることは確定しているので面倒なことになってきた。


『”エラー能力 幻術レベル5”』  


これは最後の練習で使われていた能力か。

まずい。あれは何かが起こってたまたま乗り越えることが出来たが再現性がない。

徐々に迫る暗闇が俺を飲み込む。


ドクンッドクンッ


鼓動が速くなっているのが聞こえる。


『ほほぉー。かなり微量とは言え、我の力をお前の方から取り込むことができるとはな。』

「・・・お前は・・・能力の・・自我。」


朦朧とする意識の中でアイツが現れたのが分かる。

そして、目を開けると暗闇などではなくホログラ・アルファがいる。


『エラー。対象者が黒髪の半分が白になった瞬間に膨大なエネルギーを確認。』

「今の俺は無敵かもしれないな。”錬金術師 融合爆発”」


やはり予想通り”融合爆発”を使っても何も疲労感などを感じない。

これなら戦闘中も支障がないだろうし、戦闘の幅も広がるはずだ。


『”エラー能力 ガードレベルMAX”』


ホログラ・アルファは今出せるであろうバリアの全力を出して俺の攻撃を防ぐ。

しかし、その防御も長くは持たず破壊されてしまう。


『”エラー能力 持続回復レベルMAX”』


受けているダメージを瞬時に回復させてなんとか耐えていやがる。

それでも動くことはできないほどボロボロだ。

本来であれば、今強化されている状態で”融合爆発・改”まで試したかったがこれ以上は止めにしよう。


俺はホログラ・アルファに近寄り、ダガーで首を切り裂いた。


『エラーコード001の沈静化を確認。フィールドを戻します。』


ハプニングや俺の覚醒など色々な出来事は会ったがどうやら無事に課題まで終わらせることができた。

鏡を錬成して髪を確認したが徐々に色は黒に戻っている。

あれは一時的なものだったようだな。


全て終わったことを今日は特防に行っている生徒会長へメールをしておこう。

少しばかりの日数を残して、2学期直前で新たな力を手に入れることが出来た。

また始まる最強の座を巡る戦いの為に。


ご覧いただきありがとうございました!

次回は、明日投稿予定です。

宜しければブックマーク、いいねお願いいたします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ