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怠惰な俺が最強になる証明  作者: 風野唄
第2章 助け合う夏休み編
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第078話 本当の帰省

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

よければ、評価とブクマ等していただければ幸いです。

俺は今日夏休み中2回目の帰省をしている。

1回目は自分の実家ではないけど。

今回は正真正銘自分の家に帰省している。


「ただいまー。母さんいるー?」

「あらーー。おかえりなさい。今回の夏休みは帰ってこないと思ってわよ。」

「イベントが盛りだくさんで帰るタイミングが後ろにズレただけだよ。」

「学校生活は楽しめているみたいで良かった。」


俺はこの家の1人子なのである程度の心配はしてくれていたのだろう。

白ヶ峰学園に入学するってなった時も入試最下位で大丈夫なのとしつこく言ってきたくらいだからな。


「母さんは大袈裟だな。心配することなんて何も無いって言ったじゃん。」

「そりゃ心配するわよ。家だって頑張れば通えるくらいの距離にあるのに寮がいいとか言ってさ。」

「頑張れば通えるって言っても電車でまぁまぁの距離あるんだし、寮の方が遅くまで訓練とかしている時に便利なんだよ。」

「あんたの口から訓練なんて言葉が聞ける時が来るなんてね。家に居た時はなんでもかんでも面倒臭いとか言ってたのにね。」

「これも成長って奴だよ。今でも面倒だって思う場面は多いけど口にはあまり出していないな。」


やはり、母親というのは子供の成長というが気になるらしく、まだ玄関だというのに長々と立ち話を続ける。

こういうのが始まるとどのタイミングで話を切り上げればいいのか分からなくなるので困ったものである。

母さんの話を聞いているフリをしながら靴を脱いで、中に入る。


「俺、荷物を部屋の方に置いてくるから何かあったら呼んでよ。」

「あら、分かったわ。そうだ。アンタ昼ごはん食べてないでしょ。荷物置いたら下に降りてきて昼ごはんにしましょう。」


確かにここに来るまでに何も食べてきていない。

学園からここまでは電車で1時間半。

寮を出たのが11時ぐらいで今は丁度昼時。

学園生活中は学食と買ってきた弁当ばかりを食べていたが、たまには実家の味というのも恋しくなってくる。


ガチャッ


俺の部屋は少し綺麗に整理されているみたいだけど、その他はあまり今までと変わらない。

中学生時代に使っていた教科書がそのまま本棚にあったり、よく読んでいた漫画が綺麗に並べられている。

テレビなんかも設置されているが大半はリビングで見ることが多いので、ここの使うのはゲームをする時くらいだったな。


俺はいつも荷物はあまり持っていかない方なのですぐに下の方に降りる。


リビングの扉を開けるといい匂いが漂って来る。

この感じを実家にいた時は何回も経験したのに、少しこの家から離れて戻ってきただけで懐かしいという感情になるのは不思議なものだな。


「じゃーん!メニューは、生姜焼きと味噌汁、白米に油揚げと小松菜の煮浸し。」

「昨日の夜ご飯はシンプルな感じの料理だったんだな。」

「バレた?」


この家の昼ご飯といえば目玉焼きとかウィンナーのような朝食みたいに簡単に調理できる物か昨日の残り物の場合が多い。

その分、夜ご飯に力を入れているので何も不満はないけどな。


「実家でご飯食べると学食とかとは違った美味しさがあるな。」

「アンタ、普段はどんな食事してるの?ちゃんとした食事してるんでしょうね。」

「昼は学食が開いてるからそこで食べてる。色んなメニューがあるからあれを全メニュー制覇するには1年以上は掛かるね。」

「で、夜は。」

「夜は弁当かな。自炊したいけど疲れて帰ってくることの方が多いし、学園の敷地内色々なお店あって便利だし。」

「どうせ自炊する気なんてない癖によく言うわよ。ちゃんと食べてればいいんだけどね。」

「バレた?」


それにしても美味しいなこのご飯。

母さんは料理の腕はかなりあるようで、たまに近くの定食屋にバイトしているが評判は高い。

元々、何か料理系の職に就こうと思っていたところ父さんと出会ってめでたくゴールインしたので、結局就職まではしなかったらしい。


「そういえば、アンタ彼女は出来たの?」

「ゴホッゴホッ。いきなりなんだよ。」

「そんなに動揺することないじゃない。青春真っ只中の学生よ。そういう話の1つや2つくらいあってもおかしくないでしょ?」

「親と恋バナしよってなる子供なんて多くないだろ。それに残念だけど俺からあげれる浮ついた話なんて1個もないぞ。」

「えぇー。それはショックね。この調子だと孫の顔を見るのはかなり先の話になりそうだわ。」


悪かったな。息子の浮ついた話が1個も無くても目の前でショックを受けるな。

俺が1番ショックだわ。


「その感じじゃ友達もまともにいないの?確か蛍君と灯ちゃんも同じ学校だったよね。」

「日朝兄妹なら学園で何回かあったり、休みの日に一緒に遊びに行ったりするよ。クラスが違うから普段は一緒にいないけど。」

「それじゃあ、アンタまさか。」

「安心しろよ。同じクラスの友達もちゃんといるから。それに部活だって入ってるからな。」


一瞬息子が友達の少ない学園生活を送っているのではないかと不安そうな顔をしていたが、部活までしていると聞いて安心したようだ。


そこに父さんが帰ってくる。


「ただいまー。おぉー!歩久しびりだな!」

「父さんこそ元気そうだな。それより今日は随分と早い帰宅だな。」

「今日の警察署は急な事件とかもなさそうだから、息子が帰ってくるならそっちに行ってあげなって帰されちまってよ。」


父さんは警部として働いている。

息子が帰ってくるという理由で早めに帰ってこれるとか本当にあるのだろうか。


「俺の生姜焼きあるか?昼飯食べずに真っ先に帰ってきたから腹減って仕方ないぜ。」

「とりあえず座ったら?帰ってきてからずっと立ち話してるけど。」

「それもそうだな。」


席についた父さんは出されたコップの水を一気に飲み干す。

外はいつもと同様に暑いので喉も渇くのだろう。


「それでは今から重要な話をしようか。」


急に真剣な顔つきになる父さん。

重要な話ってなんだ。心当たりはないけど。


「お前、彼女はできたのか。」

「父さん。その話もう終わったよ。」


こんな感じのやりとりが実家に帰ってきたことを改めて実感させる。

学園でイベントとかが多いのですぐに帰ることを話して、実家の生活を楽しんだ。

次帰るのは冬休みになるだろう。

今回の帰省は短くも満足感のあるものだったな。


ご覧いただきありがとうございました!

次回は、明日投稿予定です。

宜しければブックマーク、いいねお願いいたします。


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