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怠惰な俺が最強になる証明  作者: 風野唄
第2章 助け合う夏休み編
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第071話 最終対決 夢衣VS木部

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

よければ、評価とブクマ等していただければ幸いです。

むぅーが木部って人の相手をしなきゃいけない。

他の2人もそれぞれの戦いをしてくれている。

3人が3人を信じているから。

それならむぅーは絶対に勝たなければいけないなぁー。


「1つ質問をしてもいいですかぁー?」

「・・・。」


何も返事は返ってこない。

彼がここについてからあまり喋っているのを聞いていない。

戦いに不要なことはしないってことなのかなぁー。


「他の2人と違って貴方はこの裏切りに乗り気ではないように思えるんだけどぉー。なんで協力してあげているのぉー。」

「・・・。俺は、アイツらの幼馴染みだから。信用できるのはアイツらしかいない。アイツらがやると言ったら俺もやるしかない。」

「それじゃ、まるで自分の意思がないよぉー。」

「・・・。生きていくのに自分の意思がいるのか。」


他人を必要としている。

他人がいなければ生きていけない。

一種の依存状態にいる。


むぅーも偶に怖くなることがある。

頼りにしているのはむぅーだけではないかなぁー。

頼りすぎてはいないかなぁーと。


むぅーが黙りこんでしまうと木部がこれ以上話すことがないならと攻撃をしてくる。

技も何も使わない短調な攻撃。

それでもさっきのことを考えると、腕を簡単に切り落とすほどの技術をもっているかもなぁー。


「正面からの戦いならむぅーだって負けてないよぉー。”魔法のお菓子 ポテチ”」


学園で最初に使った思い出深い技。

剣術の対策は1番してきたと言える自信がある。

能力がないのであれば”ポテチ”で迎え撃つことはできるけどなぁー。


「・・・。”気分屋な刃 運天命”」


この技なら見たことがあるよぉー。

一撃のスピードはそこまでないから避けて反撃をしよう。

そう思った時に先ほどは違い目にも留まらぬ速さで襲いかかる斬撃。


幸いにもまだ少しだけ距離が相手いた。

が、あまりにもギリギリで避けたので髪の毛の先を1・2本掠める。

髪の毛は女の子の命とも言えるが今はそんなこと言ってられないよぉー。


「どうして技の性質が変わっているのぉー。そんなの反則だよぉー。」

「・・・。」


やはり返事は返ってこない。

何故彼はこうなってしまったのだろうか。

育った環境か。それとも生まれ持った性格か。


それより今はあの技のことについて考えよぉー。

歩君ならこんな時どうするかなぁー。

ずっと近くで見た来たからこそ分かるかもしれない。

単純な技のぶつかり合いではなく、頭もしっかりと使った完璧な立ち回り方を。


「今度はむぅーから攻めさせてもらうよぉー。”魔法のお菓子 レモンキャンディ”」


さっきの速さに対応するならそれと同じぐらいの速さになればいいんだよぉー。

ここで同じ技を使うのかそれとも他の技を使うのか。


「”気分屋な刃 運天命”」


今度はゆっくりとした重い攻撃。

ラッキーだよぉー。これなら避けて攻撃を当てられる。


木部さんはそれでも予測していたかのように顔の表情を1つも変えることない。

持っていた剣を手放して素手で戦う。

それでも剣術よりは苦手なのか攻撃を所々貰ってしまっているようだ。

”レモンキャンディ”の効果が切れそうなのでその場を離れると、何事もなかったかのように剣を取りにいく。


あの技は自分の思い通りに性質を操ることはできない可能性が高いかもねぇー。

それと素手の時は能力を使わなかったから発動には刀を持っていることが条件なのかも。

この小さな気付きが勝ちへと繋がっていく。


「ここから一気に勝負を付けさせてもらうねぇー。”魔法のお菓子 マカロンフィーバー”」


相手の内側に衝撃を与える一撃。

刀で防いでも貫通する衝撃を止めることは出来ないはずだよぉー。


「・・・。”気分屋な刃 超運撃(ちょううんげき)”」


むぅーの奥義を前にしても顔色を1つも変えることなく冷静に対処しようとしてくる。

さっきの技とは違う技を使っていることから、少なからず脅威には感じているのだろう。


それよりも相手の刀が光を放っている。それもかなりの光だよぉー。

刀から出るユラユラと漂うオーラと共に一撃を繰り出される。

振りかざした周りの空気を振動させ衝撃で周りの民家のガラスが割れる。


ぶつかり合う2つの大技は剣と拳の戦いとは感じさせないほど拮抗し、どちらが勝って可笑しくないと思わせる。

しかし、さすがにあの威力をずっと耐えていることはできないと思い後退しようとした。

その一瞬の判断が命取りだった。


後退したむぅーを追って追撃をしてくる。

一瞬の出来事だったので能力を使った技では無かったがそれでも致命傷だよぉー。


「もぉーーやめだよぉー。できないことに固執するのはやめたよぉー。」


歩君みたいに頭脳的な戦いはできないし、銀丸君みたいに類稀なる身体能力で圧倒することもできない。

それにそろそろエネルギーも限界が来てしまうだろうしねぇー。


「・・・。苦しいなら何故戦うことをやめない。」


意外にも向こうの方から喋りかけてくる。


「確かに戦うのは疲れるし、痛いし良いことないよぉー。本当ならあんまりしたくないね。」

「回答になっていない。」

「でもね、むぅーってこの世で1番ワガママなのぉー。欲しいものがあったら全力を出して戦う。それが1番シンプルで分かりやすよぉー。」

「俺には欲しいものがない。だから、戦いに心を持ってこれない。」


迷っているのかなぁー。

自分では欲してなどいない天賦の才能と能力。

それが活かせるのは戦いの場しかないだろねぇー。

だから、戦う。そこに本当の自分の意思なんかないのかもなぁー。


「いいんじゃないかなぁー、そんな難しいこと考えなくてもぉー。今目の前にいる敵を倒すことに集中する。それも1つの欲望だよねぇー。」

「勝ちたいわけじゃないのに、勝ててしまう。望んだ力なんかでは無かった。」

「分かるかもなぁー。むぅーもあの学園にいなければ、いや、あの2人や学園の友達と出会わなければそこにいたかもしれない。」

「俺とお前が同じ訳がない。俺にはここから動く勇気など1つもないのだから。」


パァーン


むぅーは大きく手を叩いてこの暗い空気を終わらせる。


「暗い話もここまでにしよう。むぅーが勝って貴方に目標をあげるよぉー。むぅーを超えるっていうね。」

「それはきっと無理だろう。俺は強すぎた。誰も止めてくれる者など現れない。お前の技じゃ万が一にもあり得ない話しだ。」


本人は気付いていないだろうけど口数が増えている。

その暗い檻の中から本当は自分でも出たいんでしょ。

分かるよ。だって、むぅーも同じ気持ちを知っているから。


あの時差し伸べられた不器用で暖かな優しい手のように。

今度はむぅーが誰かを助ける番。


「苦いのも甘いものそれを全て含めてむぅーの思い出。”魔法のお菓子 ラブ・チョコレート”」

「見たこともない技。止まらない成長か。”気分屋な刃 壊運(かいうん)”」


むぅーの技は特別に作っておいたお菓子。

今度試作と称して渡そうと思っていたけど今は仕方ないよねぇー。

どんなお菓子よりも力が湧いてくる。

”ケーキ”よりも真っ赤に染まったオーラが全身を包みこむ。

出せるありったけの力を発揮できそうだよぉー。


木部さんの技が刀で触れた無機物をすべて破壊していく。

もしかするとこの技は木部さんの気持ちに反応した性質に変わるのかなぁー。

今更気付いたけど今はぶつかり合うのみ。



数秒後。そこには2人が倒れていた。

3人全員相討ちならば結果はどうなってしまうのだろう。

しかし、倒れた2人のうち1人が最後の力を振り絞り立ち上がる。

そして、拳を天高く突き上げる。


「ははは、、ワガママな、、、むぅーの勝ち、だねぇー。」


息が上がりながら途切れ途切れの声を上げ優勝が決まった。

ご覧いただきありがとうございました!

次回は、明日投稿予定です。

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