第064話 不利な戦況
誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。
よければ、評価とブクマ等していただければ幸いです。
立て続けで行われている戦闘をリセットさせるためにその場を離れる。
他の姉妹はどうなっているのだろうか。
未来と華子の動きがないのは、恐すぎる。
全ての戦況を見えていた可能性もある。
「今どうなっているのでござるかな。双子殿は戦況が見えているとしたら顔を見せてこないのは納得できるでござるが、長女殿の姿も全く見えないのは不気味に感じるでござる。」
「確かにどうなっているのか分からないのは不安になるかもしれないが、見えない部分を考えても仕方がない。
まずはここからの動きを練っておこう。」
「さっきの連携なら他の人達にも勝てる気がするよぉー。」
思に勝ったのが自分達の自信に繋がっているのだろう。
しかし、残念なことに思は自分から倒されることを望んでいた。
この決闘には元から興味などなく、自分が外の世界に出たいが為に夢衣に勝って欲しいとすら思っている。
俺達は共闘する気がないことを知った思は、戦う素振りを見せてフェードアウトするためなのではないだろうか。
真実はどうなるか分からないが大方正解だろう。
もしかしたら、先程まで戦っていた空が俺達を追ってくる可能性も大いにある。
ここにずっと留まることは許されないだろう。
「とにかく休憩は出来たし、この辺りで双子と長女がどうなっているのか様子を観察しにいこう。」
「そうでござるな。無理に戦うことはしないでも情報を取るのは大事でござる。」
3人の意見がまとまり短い休憩は終わりにしてその場から移動しようとした瞬間、
「「みーつけったーー!」」
「さっき戦闘してたのは知ってるよー。」「知ってるよー。」
「こっちが疲れているとしたら勝てるとでも思ったのか?」
「それは関係なく勝てるよ。」「だって全て知ってるから。」
これが能力を使ったから自信があるのだとすれば、勝つのは厳しいだろう。
でも、それだけなら真っ先に俺達を探し出して倒せばいい。
こちらが他の姉妹と戦うのを待ったのは、そうしないとこちらにも勝機があったからではないだろうか。
それならこちらが勝ち目がゼロではないのかもしれない。
「気付いてる?」「気付いてないの?」
「そっちは3人。」「こっちは6人。」
「「有利なのはどっちだ。」」
そこが1番の問題点。
未来と華子自身には戦闘能力など一切ないが双子と一緒に参加している奴はそうではないだろう。
つまり、3対4。
1人相手の方が多い。たかが1人されど1人。この差は小さい様で大きい。
「逃げても無駄だよ。」「全て分かってるから。」
「逃げるわけないでござるよ。何人相手だったとしても勝つでござる。」
「「勝敗が分かっているのに戦うの?」」
「銀丸の言う通りだな。その余裕を俺達が崩す。」
夢衣が姉妹と戦うことを決意してここに来たんだ。
俺達も覚悟を見せる必要があるだろう。
「まずは小手調べでござる。”竜王の時間 中級 銀の風”」
飛び出す斬撃が双子目掛けて襲いかかる。
ここで俺と夢衣が援護に入る。
「遠距離攻撃はむぅーにもできるんだよぉー。”魔法のお菓子 弾けるポップコーン”」
「”錬金術師 元素錬成”」
俺は使いすぎを抑えるために拳銃から錬成する。
それと夢衣の技は今まで出してこなかった隠し玉。
練習の時に少し見せてもらったのだが、夢衣の能力の中では数少ない遠距離攻撃ができるようになるらしい。
一斉に3人で遠距離攻撃を始めたら一溜まりもないだろう。
「そんなのお見通しだよ。地巻助けて。」「夢衣お姉ちゃんの技も華子が見てるよ。野上もやっちゃって。」
「これが俺の初舞台悪くないです。”血気操作 血気紅剣”」
「破壊しちゃうの。いいのいいの?”爆弾変化 簡易爆弾”」
地巻と呼ばれた男は、自分の指を刃物で切って血が出てくる。
その真紅の血が刃を包むようにして動く。
まるで、俺の”偽りの力”のような技だ。
感心していると銀丸の”銀の風”を受けている。
そして、いともたやすく弾いてしまう。
決して銀丸の技が弱いと言うわけではないのだが、それを軽々と弾くということは強力な能力であることは間違いないだろう。
能力について分析していると、
野上と呼ばれた女の方から
ボォーーン!!!
爆発音が聞こえる。
しかし、投げているのは小石にしかみえない。あれほど小さな石でこれほどの威力の爆発が生まれるのか。
触れた物をなんでも爆発物にするなら攻撃性能はかなり高い。
俺と夢衣の攻撃は全て爆発と爆風に消されていった。
「だから勝てるわけないんだって。」「諦めた方がいいんじゃない?」
何かがおかしいような気がする。
ここまで負けを認めさせようとするなら、能力を使って見えた未来通りに倒し切ればいいのでないか。
それともそこまで万能ではないのかもしれない。
どちらにしよ違和感を覚えるような焦り。
もっとこちらから強気に攻めるまでだな。
「”錬金術師 知識の錬成”」
ダガーを錬成した。
このダガーで俺はずっと近接戦の練習をしてきた。
他の技は軽々しく連発はできないので仕方がない。
「爆発的な技が良かったのにそれじゃ満足できないよ。”爆発変化 爆発曲芸”」
どこから出したのか分からないような様々な物を放り投げてくる。
このどれもが爆発する可能性を秘めた物。
しかし、これぐらいの速さなら今まで戦ってきた人間に比べればどうということはない。
すべての爆発物を当たることなく避けていく。
あと少しでダガーの刃が当たると思ったが、
「”札術の陣 身代わりの札” 1日1回しか使えない秘伝の札を無駄にさせるな。」
「ナーイスフォロー!この人意外と強いんだねー。パッとしないのにね。」
冴えないのは余計だ。
こっちはいくつもの戦いをしてきたんだ。
あのフォローに入った奴はかなり冷静だ。
ずっと俺達の様子を監視するようにして後ろにいた。
それから野上が技を出した瞬間には避けられると察したのか能力を発動させていた。
銀丸も負けない剣術と能力で互角の戦いをしている地巻。
恐らく夢衣と同じ身体能力を強化するような能力である4人目の付き人も夢衣と交戦中。
1対1をしながら後ろの札を使う男が適切なタイミングで援護にくる。
それに双子の近くにいて防衛まで兼ねている。
このチームの心臓は確実にアイツだ。
これは不利な戦況になりそうだ。
だけど戦術だけで言ったら俺も負けはしない。
未来も過去も見えているからこそ、このまま放置しておくのは危険だろう。
この双子に勝てるかどうかで決闘に勝てるか決まってくるだろう。
ご覧いただきありがとうございました!
次回は、月曜日投稿予定です。
宜しければブックマーク、いいねお願いいたします。




