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怠惰な俺が最強になる証明  作者: 風野唄
第2章 助け合う夏休み編
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第059話 付き人

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

よければ、評価とブクマ等していただければ幸いです。

いよいよ今日が決闘の日になった。

本番までの時間を短いながらテキパキと準備をこなしていく。

3人で集まって最後の情報共有をしたり、しっかりと腹ごしらえをしたりと朝食の時間さえ無駄には出来なかった。


丁度、12時頃から指定の場所に集合することになっているので残りは3時間もないだろう。

急に身体を動かすことは難しいだろうからウォーミングアップはタイミングを見て終わらせておこう。

集合場所がこの家から30分程度車で移動しなければいけないので会場に先に行ってから後のことはすることになった。


「緊張してきたねぇー。これまでの努力が出し切れるか不安だよぉー。」

「力みすぎは良く無いでござる。ここは歩殿を見習ってマイペースなのが1番でござるよ。」

「俺がマイペースな訳ないだろ。みんなと歩幅を合わせられるタイプだって。」

「確かに歩君はマイペースかも。クスクスッ。」


不安そうな顔だった夢衣も銀丸の冗談を聞いていつもの調子を取り戻しつつある。

こればかりはいつも銀丸に感謝しているところだ。

俺ならいらない一言でも言ってしまいそうだ。


車で揺られながら外の景色を見ていると山ばかりの景色だったのが一変して綺麗な海沿いになる。

その海に建設されている大きなスタジアムが俺達のことを迎えてくれる。


「海の上にスタジアムが立っているでござるよ!綺麗で大きいでござる!」

「そんなにテンション上げてたら本番まで持たないぞ。」


普段はお目に掛かれない建築物に少し興奮気味の銀丸。

俺も冷静を装ってはいたが、こういった建物を見るとテンションが上げる気持ちは分からなくは無い。


到着後、送ってくれたお手伝いさんに感謝を伝えてから車を降りる。

近くで見るとますます大きさを実感できてしまう。

これを作り上げるのにかなりの金額が必要になるだろうが、まさかここも大柏家が所有していないだろうな。


「ここが大柏家が建てた特別スタジアムだよぉー。普段はスポーツの大会用に貸し出しているんだけど決闘の時はここで行っているらしいのぉー。」


俺と銀丸はもはや声も出ないので、夢衣の案内で控室に案内される。

控室は各姉妹毎に6部屋割り振られていて、他の姉妹はすでに控室にいるようだ。


今のうちに調べられそうな事前情報知っておきたいので、今回使うフィールドを確認しに行く。

障害物や建物を多く設置されており住宅街をイメージさせるような作りになっている。

高所も少ないので一方的に攻撃できるという場所もないようだ。

曲がり角も多いので敵に偶然遭遇したり、奇襲されたりしないように注意が必要そうだ。

これを数日で設置するなんて便利な能力があったものだ。

俺のしなければいけない役割をイメージしながら視察を終える。


控室に戻る途中の休憩スペースに設置されているテレビから観戦席の様子が映しだされていた。


ガヤガヤワイワイ


かなり多くの人が集まっているようだ。


「人が多いのが気になるのかい?」


フィールドを視察していたであろう思と偶然にも鉢合わせる。

俺が不思議そうにテレビを見ていたので気になって話しかけてきたそうだ。


「この人達はお母様の会社の株主の人だよ。他にも関係者の人もいるだろうけどね。この大事な決闘を見たいがために株を買って何年も待っていたという人も少なくないらしいね。」

「それほど盛り上がりのあるイベントということなのか。そこの2人は一緒に参加する人か?」

「よくお気付きで。そうだよこの2人が僕の付き人兼護衛を普段してくれる人だよ。自己紹介をお願い。」


命令が出てからやっと喋り出す。

後ろをピッタリ付いて歩いていることとかを見ても忠誠心はかなり高そうだな。


「私は、柱煙 正(ちゅうえん ただし)。紹介にあった通りお嬢様の護衛とお世話を担当させていただいている。」

「そして私が、小町 大輝(こまち だいき)。同じく護衛とお世話をさせていただいている。私達はお嬢様の命により君達の邪魔はなるべくしないよう言われてあるので、よろしく頼む。」


2人とも言葉数は少なく淡々と自己紹介を終わらせる。

命令の通り自己紹介を終えるとまた黙って周囲の警戒にあたる。

これほどまでに洗練されているとすると付き合いも長いものだろうな。

戦う気はないと言っていたが思の言葉1つでそれも変わる可能性があるなら間には受けれない。


「2人ともお堅い人でごめんね。僕はもっと気楽にしていていいよと言ってあるんだけどね。」

「相当な恩義を感じているんだろうな。ただの能力付きかと思っていたから意外だな。」


冗談で言ったつもりだが、後ろの2人はこちらを睨んでくる。


「僕も意外と良い人だったりしてね。・・・なーんて、答えはその目で見ないと分からないけどね。」


恥ずかしかったのかどちらとも言えないような返しをしている。

2人は護衛を普段から任せられているぐらいだから強さは申し分ないのだろう。

これ以上は俺も話すこともないし、余計なことを喋って情報を与えてもいけないのでその場を離れることにする。


「君の能力楽しみにしてるよ。霧道 歩君。」


去り際に微かに聞こえる言葉。今日は特別だから存分に見せてやるよ本番で。

他の姉妹の参加者も見ておきたいが偶然会う以外には見れる機会もないのでどうしようもない。

控室に戻る前に少し自販機まで寄り道をする。

そうやって時間を掛ければ誰かと会う確率が上がると思ったが見当違いだったようだ。


控室に戻り3人で時間まで待つ。

3人分の飲み物を買ってきたので2人にも渡そうと思うと急に扉が開けられる。


「バーン!やっほー!」「やっほー!」


未来と華子が参加者を連れてやってきたのだ。

挑発行為かそれとも何か意味があるのか分からない。

突然の刺客に動揺が隠せない様子の2人。


「今は緊張感のある空気なんだからノックくらいはしておいたほうがいいぞ。」

「「ごめんなさーい。」」


素直に反省されるとこっちが悪いことをした気分になる。

ますますペースを持っていかれそうだ。


「「今日はよろしくねー!バイバイー!」」


別に自己紹介をするわけでもなく、よろしくとだけ言って帰っていった。


「あの双子は何を考えているか分からないでござるが挨拶することは大事でござるな。」

「感心してる場合じゃないよぉー。でも、参加者の容姿くらいは情報が得れたし良かったのかなぁー?」


時間は残り少し。

結局参加者の情報を得れたのは思と双子だけ。後の2人も調べておきたかったが無理に行って警戒されるのは控えよう。

緊張感が高まる残り時間を過ごした。


ご覧いただきありがとうございました!

次回は、明日投稿予定です。

宜しければブックマーク、いいねお願いいたします。


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