第051話 知らない自分
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再度、3人で集まる時間になったので身体を起こして集合場所まで移動する。
本音を言っていいのならば、大柏長女が言っていたことについて調べたいのだが今はそのことを気にしていられる状況ではない。
俺が1番最後に集合したらしく、集まり次第訓練が始まった。
前半の練習で走り込みなどの基礎的な部分は終わらせているので、能力の訓練をメインで行なっていく。
三つ巴の戦いは、午前中に行なっているので皆で見ていきながら意見交換をすることになった。
自分で考えるのも1つの手段ではあるのだが、やはり他人の意見というのは貴重である。
なにせ、あの学園では自分以外は超えていかなければならない存在。
ある種敵とも言える人に塩を送るようなことをわざわざするお人好しはいないだろう。
まずは銀丸の能力から思った意見を出していく。
「俺的には、木刀を持っているから近接なのかと思っていたが”銀の風”、”成鳴剛風”があるから中遠距離も対応できるのが強みだと見てて感じるな。でも、基本的には構えの時間を稼ぐ必要があるからフェイントとかを混ぜれば戦いやすいかもな。」
「何回も戦ったむぅーは能力無しでも普通に太刀筋が良いからぁー、能力に頼らない技があれば溜めなしの攻撃と混ぜれて戦略の幅が広がると思うのぉー。」
「フェイントを混ぜるでござるか。確かに昔師匠にも似たようなことを言われたでござるな。あとの夢衣殿の意見なんでござるが、実は期末試験期間が始まったぐらいから練習中なのでござるよ。まだ、1度も成功したことはないでござるけど。」
能力無しの技か。来井が使っているというのは見たことがある。
しかし、あれを生み出すのは俺では不可能だ。
鍛え上げられた身体能力がなければならないからだ。
出会った時から高い身体能力を持っていた銀丸なら出来そうだが、能力に頼った技を編み出すよりも難しいのは想像に容易い。
そのあとも細かいところの話し合いをしたものの全体的に見れば変えるべきところはほぼ無いと言ってもいい。
次は夢衣。基本的には作ったお菓子を食べて能力を発動させる。重要なのは、その能力を把握して瞬時に判断しなければならない。
「夢衣の能力もかなり強いけど、やっぱりあのデメリットを補う方法が必要だな。」
「激しいエネルギーの消費でござるね。拙者と初めて戦った時もエネルギー切れになってたでござる。夢衣殿の最高でどのくらい動けるでござるか?」
「実際に動いたのは中間試験の時が最高記録かなぁー。それでも能力はあまり使わずにここぞという時だけにしてぇー、60分が限界だったけどねー。」
「中間試験の時からはだいぶ時間が経っているから成長はしているだろうけど、実際に把握しておくのは重要かもしれないな。あとはよく能力で使うお菓子の効果を曖昧なじゃなくてはっきりと計測しておけば今後の参考になるかもな。」
2人ともやるべきことが見え始めてきた。この数日しかないので大急ぎで仕上げていきたいところだな。
最後は俺の能力か。
俺的には現状強くなっている感じしかないから2人がどう感じているかが気になって仕方ないな。
「拙者が感じたのは、やはり決定力に欠けるというのが1番思うでござるな。”元素錬成”も工夫で多彩な攻撃にはなっているでござるが、ある程度連発してくれば対応ができるようになってしまうと思うでござる。」
「それはむぅーも感じていたかなぁー、あの技を連発できないから他の技でも決定力を補えるものを使っていくかぁー”元素錬成”で一撃で仕留められるようにしとかないとねぇー。」
「そこは確かに感じていたな。”元素錬成”を覚えてからはどうしてもそれを主体として動いてしまうから、いろいろと工夫しているとは言えワンパターンになりがちなんだよな。」
「それこそ拙者と同じように能力に頼らない技を。」
「ちょっとそれは無理だろうな。俺の身体能力的に能力が無いと技を呼べるものになるかわからないし、仮に出来たとしても銀丸のように前から練習してきたわけじゃないから2日、3日で完成できるとは思えない。」
「”二重元素錬成”と”融合爆発”はどんな感じなのぉー?」
「その2つに関しては、未だに完成してはいないが、武器の補助があれば使用回数を増やすことができるようにはなってきたな。」
本来であれば、かなりの威力を出せる”融合爆発”を切り札として”元素錬成”、”二重元素錬成”を攻撃の主体として組み立てればベストの形ではあったが、使用回数に制限がある現状ではリスクがありすぎて本当に最後の場面でしか使えないのが残念な点である。
しかし、”知識の錬成”、”代償の錬成”は既存の物を錬成できるぐらいであってそれ以上でも以下でもない。攻撃系ではなく妨害や補助といった動きであれば、この2つでも充分に使えっていけるだが。
”血の代償”に関しては、生命を生み出す点から極力の使用は避けたい。それでも使わないといけない場面があるかもしれないが、基本普通の動物なので能力をもった人間に対しては少しの時間を稼ぐことしかできない。
俺の命令を聞くようになっているので、もしかしたら訓練したり、武器や戦力について教育したりすれば協力な戦力になるかもしれないが長くいればいるほど愛着が湧いてしまい辛くなるのでやめておきたい。
このあとは個人個人で指摘された箇所の改善に努めながら困ったり協力してほしいことがあれば、残りの2人に声をかけるシステムで練習を続けた。
時間もちょうど良くなってきたのでここで解散をいうことになったが、3人の中でも俺が1番足を引っ張る可能性があったのでこっそり居残りで訓練をすることにした。
限界まで武器の錬成をしてみたり、錬成できる種類を増やせないかやってみた。
どれだけ”元素錬成”に頼らないで攻撃手段を増やせるかが鍵となるしな。
一応、無理だと思う能力無しの技の開発もしてみる。
完成しないだろうが、普段の攻撃の参考に少しでもなればいいと思ったがそう簡単には思いつきはしなかったな。
気付けば夕飯の時間になっていることに気がついたので、一旦休憩することにした。
そこから訓練を続けるか考えることにしよう。
移動中も技や能力のことについて考えていたが、夕飯の美味しそうな匂いですべて消え去っていったのは言うまでもないだろう。
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