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怠惰な俺が最強になる証明  作者: 風野唄
第2章 助け合う夏休み編
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第045話 夏の初めもイベントが

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

よければ、評価とブクマ等していただければ幸いです。

今日から待ちにまった夏休みになった。

1ヶ月も休みをもらえるというのは学生のうちでしか経験できないものだろうから、存分に楽しむほかないだろう。

とはいえ、今日は初日。何をするか思いついたわけでもないので、期末試験の疲れを癒すべくゴロゴロと何もない1日を過ごそうと計画していた。


ピーンポーン


部屋のチャイムがなる。

夏休み初日から誰が俺の部屋を訪ねてきたのだろうか。

当初の予定が全て狂いそうな予感を胸に玄関の方に向かう。


覗き穴から誰が来たのか様子を伺うとそこには夢衣の姿があった。

面倒なことになりそうなので居留守を決めようか迷っていると急かすようにチャイムを連打される。


「あーーもう。うるさいぞ夢衣。」

「やっぱりいるじゃーん。すぐに出てきてほしいよぉー。」

「やっぱりとはなんだ、やっぱりとは。俺だって夏休みぐらい外に出ている可能性だってあるだろう。」

「うーん。想像つかないかもぉー。」


とりあえず玄関で立ち話をするのもなんなので部屋に上げることにした。

期末試験の話をしたり、ちょっと雑談をしたりしながら夢衣が本題を切り出すのを待っていた。

ところが、言い出しにくいのか忘れているのか本題が出てこないのでこちらから問い質すことにした。


「で、今日はなんで俺の部屋にまでわざわざ来たんだ。何か話たいことがあったんだろ?」

「うっ。実はそうなんだよねぇー。」


ちょっと真剣な感じでこちらを見てくる夢衣。

こちらも重大な発表の心構えをしなければいけないと思い待っていた。


「えーっと。むぅーの実家に一緒に帰省してほしいの。」


どういうことだか話の道筋が全く見えてこない。

動揺しているのは、察しているのか追加で説明をきちんとしてくる。


「むぅーにも友達がちゃんといるよってことを親に証明したいからー、銀丸君も呼んで3人で実家に帰って紹介したいなぁーって感じかなー。」


どこかぎこちなく、これが本当の理由なのかも分からない。

しかし、夢衣の表情は真剣なものなので助けてほしいのは事実なのだろう。

友達を見捨てることができるわけもなく仕方なく了承する。


「それはいいけど王馬にはちゃんと説明してきたのか。」

「それならここに来る前に終わらせてきたよ。説明したら快く了承してくれたよぉー。」

「悪かったな少し渋ってしまって。それにしてもいつ帰るんだ実家には、こっちも準備とかいろいろしておきたいんだけど。」

「明日。」

「ん?俺の聞き間違いかもしれない。明日なわけないよな。もしそうだとした、そんな大事なこともっと早くいうしな。」

「ううん。聞き間違いじゃないよ。出発は明日。銀丸君はいつでも良いって言ってたから後は歩君だけだよぉー。」


ちょっとお叱りをした後、明日の集合場所を聞いたりして夢衣は帰っていった。

俺が良いと言った後喜んでいたので力になってあげられたことに関しては良かったと感じている。

次からはもっと計画的に話を進めてほしいけど。


明日には出発しなければいけないのに、まだ何も準備ができていないので足りないものを買い足すために外にでることにした。


玄関を開けて1歩外に出ると灼熱の日差しが俺の肌を焼いていく。

俺の弱点は今日から日差しになったのかもしれないぐらい歩くのが億劫になっていく。

しかし、準備は早い内に終わらせたいのでダラダラと近くの店まで移動する。


ショピングセンターに着くと夏休みのせいなのか生徒が多くいて余計に暑さを感じる。

俺は遊びに来たわけではないので目的のコーナーを探す。


1学期も終わったというのに両手で数えられるほどにしか来ていないので、とりあえずモノクルに案内してもらう。

旅行グッズを取り扱っている店を着くと顔見知りと出会う。


「おやおや。君は確か王馬君のお友達の霧道君じゃないか。お久しぶりだねー。」

「その節はお世話になりました。新庄先輩も何かお買い物ですか。」

「そうなんだよ。僕は旅行が大好きだからね。この長期休暇を利用して何カ所か巡る予定なんだよ。だから、今のうちに旅行グッズは新調しておこうと思ってね。そういう君はどこか旅行かい?」

「いろいろありまして、旅行見たいな感じですかね。」


せっかくここで出会ったのでどういったものを持っていると便利なのか教えてもらいながら、最初に購入する予定だったキャリーケースと一緒に細々としたのも購入することにした。

それにしても旅行好きだと公言するだけのことはあって新庄先輩はかなりの量の便利グッズを購入していた。

自分の趣味の限界を作らないタイプだなこの人は。


その後感謝の意味を込めてお茶でもご馳走しよと思ったのだが、後輩がそんなこと気にしなくていいしまだ行くところがあるからと言って去っていった。

ここまで先輩力の高い人が存在したのか。誰とは言わないが見習ってほしいものだな。


「その考えは私に失礼だと思うわないの霧道は。」

「いやいや、東源先輩は言動じゃなくて見た目も・・・って。」

「霧道には先輩らしく2時間くらいお説教する。」


いつの間にか俺の背後に立っていた東源先輩。

本人がまさかいるとは思わずに心臓が止まりそうになる。


「いつからそこにいたんですか東源先輩!びっくりしたじゃないですか。」

「さっきたまたま。後ろで話かけようと思ったら霧道失礼なこと考えてた。」

「そんなこと考えているわけないじゃないですか。」

「霧道はすぐに顔にでる。」


機嫌を取るために甘いものをご馳走することになってしまった。

新庄先輩にお茶をご馳走するつもりだったからいいのだけど、この人は本当に食べ物に弱いな。


東源先輩はどうやら部活で使う資料になりそうな本を集めるために書店に来たそうだ。

俺も目標のほとんどが終わっているので自分の部活用に本を買うためについていくことにした。


「霧道が部活に興味を持ってくれて嬉しい。あとは、部活に来る回数を増やすだけ。」

「それについては善処します。」


ちょっとはぐらかしてから神話の本について探す。

少し探すと本屋の隅の方にコーナーが設置されていた。ちょっとマニアックだからだろうか。

どれにしようか迷っていると興味を惹かれる『神の力は能力だったのではないか』というタイトルの本を見つけたので即決で購入。


東源先輩も選び終わったのか何冊かの本を抱えて戻ってきた。

俺は用事がなくなり明日の準備もしないといけないのでここで帰ることにした。

東源先輩は他の書店も回るらしくここで解散。


今日はゴロゴロするはずだったのだけど、楽しかったと思えたし案外外に出るのも悪くないなと思いながら寮に帰った。

ご覧いただきありがとうございました!

次回は、明日投稿予定です。

宜しければブックマーク、いいねお願いいたします。


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