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怠惰な俺が最強になる証明  作者: 風野唄
1章 巡り合う1学期編
44/123

第043話 絶え間ない成長

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

よければ、評価とブクマ等していただければ幸いです。

言葉では少し聞いていたが実際に来井の能力を見るとまるで別人。というより、黒い影のようなものに覆われていて誰なのか判別がつかないな。


「オレハ、オマエモニクイ。”自我なき狂戦士 閉ザサレタ夜闇”」


広がっていく闇がモールの瓦礫などを飲み込んでいく。

これに触れたら一発アウトだろうな。

ここに届く前に考えつく対処をしておくか。


「”錬金術師 知識の錬成”」


フラッシュバンを来井のもとまで投げ込む。


ピカッと眩しい光を放つと同時に怯んだ姿を一瞬見せた来井。

普通の人間と同様に五感は正常に働いていて攻撃等も本体にさえあてればダメージを与えられそうだ。

その肝心な問題点を攻略したものかと頭を悩ませる。


「クソガァァァアア!ウザイウザイウザイ!”自我なき狂戦士 闇ノ狂乱(やみのきょうらん)”」


今度は斬撃を飛ばしてくる。速さはそれほどないのだが、先ほどの攻撃を見ておきながら無視できるほどの度胸は持ち合わせていない。


「”錬金術師 代償の錬成” 鉄壁にでも打ち込んでけ。」


しかし、錬成した鉄壁をジワジワと削りとっていく闇の斬撃。

おいおい、防ぐの無理だとしたらどうやって止めればいいんだよ。


「”錬金術師 二重元素錬成”」


負担を抑えるために二丁拳銃も錬成している。

これまでの今までの試合の中で進化してきた俺の証。


来井が何を背負っていて何がアイツをここまで追い詰めているのかなど知らない。

ただ、俺はアイツを倒すことだけに集中するそれだけでいい。


ぶつかる斬撃と火の玉。

威力の1つ1つは劣っているが、数でなんとか対抗できている。

20発撃った後、どうにかあの技を受け切ることができたようだ。


状況を冷静に分析すると俺の方が圧倒的に部が悪いな。

来井の技を受け切るには何回も”元素錬成”を使い続ける必要がある。

それだと俺が能力の使い過ぎで気絶してしまう。


アイツの能力にも何かデメリットがあるのではないか。

そこを探っていくしかないな。

一旦、この場から立ち去ろうとするが来井はしっかり追いかけてくる。


角の多い通路に到着した。

火力勝負が無理なら俺のフィールドで勝負してもらうしかないだろう。


角を曲がった俺を追いかける来井。


「”錬金術師 知識の錬成”」


用意したワイヤートラップに引っ掛かり爆発が起こる。

一瞬覆われた黒い部分が剥がれて生身の来井が見えた。

攻撃をしっかりと当てればアイツを倒し切れるということか。

攻略法が分かっても厄介なものに変わらないな。


「コソコソスルナ!”自我なき狂戦士 闇ノ狂乱”」


先ほどの能力を使ってくる来井。

それの弱点も把握しているからここの通路を選んだ。

速さがない分俺の足なら次の角まで間に合う。

射線上から外れさえすれば真っ直ぐにしか飛ばない攻撃なので向かい打つ必要もない。


アイツの怒りゲージも限界が近いだろうから、次は大技を繰り出してくるな。

俺を飽きずに追いかけてきた来井が角を曲がるなり予想通りの大技を出す。


「”自我なき狂戦士 暗天自戒(あんてんじかい)”」


空を自由自在に反射して飛び回るいくつもの斬撃が俺に襲いかかる。


「”錬金術師 知識の錬成”」


先ほども作ったロケットランチャーを錬成。

一か八かの掛けに出ることになるがこれでダメなら他に対処のしようがないのだからしょうがない。

生徒会長と伊集院さんすみませんが非常事態なので使わせてもらいます。


「”錬金術師 二重元素錬成” ありたっけの技喰らわしてやるから、喜びを噛み締めて寝てろ!」


これでもかというほどの火と水の玉をロケットランチャーに詰め込む。


「オマエガオレヲタオセルワケナイダロ!!!!」

「俺もいつまでも入学した時のままじゃないんだ!ぶちかます! ”錬金術師 融合爆発”」


眩しく光を輝かせながら爆発する技と全てを黒く包み込もうとする技。

正反対の2つの技が激しくぶつかり合う。

大きな衝撃になってモールの3階全てを揺らしている。


どちらの技が勝つか分からない。

気持ちと気持ちのぶつかり合いとも言える勝負がやっと決着がついたようだ。


舞っていた砂埃もようやく収まり2人の姿が見える。

倒れ込んでいるのは来井。

技同士で威力を相殺しあっていることもあって、リバイブが発動するまでのダメージになっていなかったことは幸運だったと言えるな。


グラッ


急激な立ちくらみが俺を襲う。

いくら武器によるサポートがあったとはいえありったけを詰め込んだのでこれほどの反動が来ても不思議ではないだろうな。むしろこれで済んでいるのが奇跡と言えるぐらいだ。


自陣の檻までなんとか来井を運び切れた。

すぐに他の3人と合流しようと思った瞬間、氷室の方から檻の方まで来てくれたみたいだ。


「本当は万全の体制の貴方と戦いたかったのですが仕方がないですね。」

「俺が来井に負けるとは考えていなかったのか。」

「まさか、1ミリたりとも考えてはいなかったですよ。」


これ以上、言葉を交わすのも野暮だと思い攻撃に移る。

さっきの来井戦でほとんど気力を使い果たしたが最後の抵抗はしておこう。


「”錬金術師 二重元素錬成”」

「”原初の凍氷 凍結した大地”」




「試合終了! 勝者 第1チーム」


◇◆◇


決着は俺達の負けだったが、何故か氷室は捕まっていた来井を救出しなかったので100ptはゲットすることができた。

その理由が気になってしまったので試合終了後に俺の方から話しかけてみることにした。


「氷室ちょっと今時間いいか。」

「霧道君の方から話しかけてくるなんて珍しいですねと言いたいところですが、待っていましたよ。」

「待ってたということはなんで来井を救出しなかったのか聞きたいのも分かってるようだな。まさか、この為とか言わないだろうな。」


クスクス笑ってそのことには答えない氷室。


「理由の1つは、チームでの単独行動が目立ったのでそのお仕置きです。後もう1つは霧道さんとの対戦機会を奪ったという個人的な理由ですね。反省するのは檻の中がお似合いでしょう。」

「なかなか面白い理由で助けなかったんだな。それにしても良かったのかここで機嫌を悪くした来井が暴走するかもしれないぞ。」

「その時は僕との力の差を見せつけるだけですよ。それに彼がいなくても僕1人で問題なく勝てますからね。」

「本当にそうなりそうだから恐ろしい。俺は観戦になるから頑張れよ。」

「ええ、勝ちはこの手の中にいつもありますから。」


そういって俺は観戦席の方に移動した。

俺が今1番驚いていることは、俺が悔しかったと思えていることだ。

その気持ちは誰にも吐き出すことなくそっと胸の奥にしまい観戦を開始した。


ご覧いただきありがとうございました!

次回は、明日投稿予定です。

宜しければブックマーク、いいねお願いいたします。


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