第041話 表裏一体の攻防
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程なくして結鈴と白太が合流した。
状況の説明を聞くと、音橋の索敵を結鈴は防いだため2人しかいないと思い込んでいた相手だったのだが、泳水にもう1人いる可能性を当てられてしまい、不意をつくのは失敗に終わる。
そして、相手との戦いが始まったのだがその最中に音橋を止めるため憑依していた小鳥だったが、相手の泳水の能力によって本体を捕らえられてしまったということらしい。
2対3では、残り2人も捕まる可能性があったので1度退避して形勢を立て直そうとしたらしい。
「俺が一応増本を捕獲しているから人数的には同じだが、ここからどう動くべきか。」
あちらも考えていることは似ているだろう。
守りと攻撃のバランス。
せっかく手に入れたptを手放すわけにはいかないが味方を助けにいきたい気持ちもある。
「俺が小鳥を助けにいく。2人で檻を守っててくれ。」
「何言ってるのよ2人檻にいたらどうするのよ。リスクの方が大きいすぐる。」
「そうだぞ!歩は確かに思っている以上の働きを見せてくれているかもしれないが1人では流石に無理がある。」
「この試験はptを必ず死守しておく必要がある。俺よりも結鈴の方が適任だ。それに、能力の相性が良い白太も残っていた方が確実に防ぎ切れる。絶対に助けてくるからこっちのことは任せたぞ。」
あとは何も言わせずに俺は相手のチームの檻まで移動する。
道中では誰とも遭遇しなかったので相手も慎重に身を隠しながら行動しているのだろう。
檻の前では、音橋が1人で守っている。
俺が姿を見せると警戒体制に入った。
「中間試験以来ですね。こうやってまともに話すのは。」
「俺もゆっくりとお茶を飲みながらお話しでもと言いたいところだけど、もう1人参加者いるだろ。」
「気付いていたか。お前はやはり侮れないな、霧道 歩。」
「音橋は確かに弱くはないが結鈴が来た時に対策が簡単にされてしまう。賢そうなお前が、そんな生徒だけで守りをさせるとは思えないしな。」
「分かっているならもう1人質問をしていいか。なぜ、2人もいると分かっていながらノコノコと姿を見せてきたんだ。理解に苦しむな。」
確かに人数の差を覆すのがどれほど大変なものなのかは嫌というほど学んできた。
今回はどちらかというとだからこそ姿を見せたといってほうがいいか。
「”七色の音色 スタンメドレー”」
俺は予め耳を塞いでいる。
この攻撃は泳水に向けた攻撃。だが、一瞬で耳を塞ぎ回避されている。
「なるほどな。確かに檻を破壊することは禁止されているが、中から能力を使用するのは禁止されていなかったな。こんなルールの穴を見つけてくるとは非常に興味深い奴だ、霧道。」
「すみません捕まってしまったことと技を外してしまったこと。」
「謝るのは後にしろ。まずは、ここを勝って200pt追加だ。いいな。」
いくら2人になったとは言えど、相手は未知数だからな。
「こちらが人数は不利だからな、先手は譲ってもらうぞ。”潜りし魔の手 沈みゆく大地”」
「どうしますか歩君!足元が沈んでいきます!」
「落ち着け。”錬金術師 代償の錬成”」
とりあえず足場を再構築してなんとか沈んでいくのを防ぐことができた。
しかし、目の前から泳水が消えている。
どこから攻撃がくるかわからない。
「小鳥、音橋の能力と俺の能力の連携技を出すから準備してくれ。」
「わかりました。こっちはいつでも大丈夫です。」
「「”錬金術師 七色の音色 インパクトコンサート”」」
この技をまた使うことになるとは思っても見なかったな。
前回を屋外だったが、今回は屋内よく反響するので効果を更に増しているだろうな。
耐えきれなくなったのか泳水が姿を表す。ここで決めたいところだ。
「”七色の音色 スタンメドレー”」
さっきの攻撃のダメージが残っているのか避けることができていな。
直撃してしまい、動けなくなっているようだ。
「ここでお前と音橋を確保してptをもらう。”錬金術師 元素錬成”」
火の玉を10個ほど錬成して投げ込む。
これを全て直撃すれば、リバイブは発動させずに致命傷を与えることができるはずだ。
「本当、音橋を乗っ取られてしまったのが1番の誤算だったな。ここまで俺が技を見せないといけないのか。”潜りし魔の手 液状化”」
全ての攻撃が泳水の身体を通り抜けていく。
こいつ、身体が液体のようになりやがった。やりたい放題だな。
物理的にダメージを与えることができないのか。
そうなれば、音橋に憑依しておいたのは正解だったな。
「小鳥、直接的な攻撃は泳水には効かないらしい!音橋の能力を主体に攻め切るぞ!」
「わかった!援護お願いします!”七色の音色 メロディーショック”」
単純な音の衝撃。それでも泳水に少しはダメージを与えられるだろう。
そう思ったのだが今度は地面に避難されてしまう。
今度は姿を見せなくなったってしまう。まさか、逃げらたのか。
その瞬間俺の背後から姿を表して攻撃してくる泳水。
「守りと言っても攻撃しないとは言ってないからな。”潜りし魔の手 無撃”」
泳水が持っていた剣を抜き攻撃を仕掛けてくる。咄嗟に俺も短剣で受けようと思ったのだが、攻撃は俺の剣を貫通して俺を切り裂く。
「ほぉ。致命傷を負わせたつもりだったのだがかろうじて避けたか。それでも傷を負ったこと変わりないがな。」
正面から攻撃をもらってしまった。ちょっと痛いがまだなんとか耐えられる。
「”錬金術師 二重元素錬成”」
火と水を二丁拳銃から発砲する。当たることはないかもしれないがそれでいい。
「何度やっても同じことだ。”潜りし魔の手 液状化”」
「今だ!小鳥!」
「”七色の音色 メロディーショック”」
やはり2つ同士には出来ないようで音橋の能力が直撃する。
これで勝負あったな。
「グッ。くそ。思っていた以上に厄介なやつだ。俺ももったいぶらないで全力を出さないといけないようだ。」
ここからまた本気モードがあるのか。勝てるかどうか怪しくなってきたぞ。
[試合終了 勝者 第16チーム]
ここで試合終了の合図が出される。時間制限に助けられることになったとはな。
それにきちんと結鈴の方も羽鷹を捕獲することに成功したのも助けられた。
「霧道。お前は能力以上のなにかを持っているのだろうな。」
試合後の賞賛の声を掛けてくれる泳水。
強いだけじゃなくて性格までいいのかよこいつは。
「いや、時間制限がもう少し長ければどうなっていたかわからなかった。」
「謙遜するな。守りに2人も割いておきながらお前を捕まえられなかった時点で俺達の負けは決まっていたも同然だからな。それに、月野に檻から能力が使えるかもしれないといったのもお前だろう。」
「さぁ、どうだったか忘れたな。でも、泳水お前とはまたどこかで勝負したい。今はそんな気持ちになった。」
ギリギリの戦い。正直、どちらが勝ってもおかしくはなかった。
次で準決勝。まさかここまで来るとは思ってもいなかった。ここまできたら優勝までの景色を見てみたものだ。
チーム30
クラス・フォース 音橋 真梨
クラス・サード 増本 千里
クラス・セカンド 羽鷹 翼
クラス・ファースト 泳水 京
最終獲得pt 600pt
反逆者の有無 有(羽鷹 翼)




