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怠惰な俺が最強になる証明  作者: 風野唄
1章 巡り合う1学期編
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第036話 飛び交う言葉に希望を

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

よければ、評価とブクマ等していただければ幸いです。

「昨日の反省をしていこうぜ。まずは、歩から感想を言わないとな。」


俺から反省しないといけないのは当たり前のことだな。

昨日の敗因は明らかに俺であると言える。

能力の使い過ぎによる気絶をしてしまったこと。


「まずは昨日の直接的な敗因になってしまったことは謝る。」

「そこは仕方がないことだが、どういうことだったのかくらいは説明してくれるよな。」

「俺の使っている新技の”元素錬成”と”二重元素錬成”にはどうやら頻繁に使用してしまうと気絶してしまうらしい。間隔を空ければ制限無く使えるようになっているのかが不明だから厄介だ。」


”融合爆発”については致命的なデメリットがあるのかを理解していたつもりだったが、まさか他の2つにもあったとはな。

試験のような長期戦でなければ気付かなかっただろうな。

これが本番でなくて本当によかったと思う。


「そういうことだったのか。厳しいことを言うようだが、歩が毎回気絶しているようだったら足を引っ張ることは確実だな。」

「でも、今回はその歩君の能力に助けられたのは確かです。土井君の能力を攻略できることはありませんでしたし、結局のところはあそこで負けてしまっていたかもしれませんよ。」


このままでは俺の有用性についての議論になってしまう。これでは、1日目の話し合いと変わらないし進展がない。

だから、強引にでも俺の感想について話そう。


「俺の感想としては、相手の戦術がうまかったという印象をもったな。大体のチームが気にしているのは大きく2つ。反逆者の有無と人数差が生まれないようにする方法。後者を気にしているからこそ今回の俺達の作戦としては最初に1人を捕獲して人数差を作ろうとしたのだけど、完全に対策されていた。最初の数分間は物音ひとつたてることなく身を潜め焦りを感じさせるようにする。そのあと、わざと人影を見せることによってこちらから攻撃させ反撃を与える心理を上手く利用していると言ってもいいだろう。」

「そうよね。これを1日目の時間だけで考えついているのは疑問が残るわ。まるで、反逆者がいないようを知っているようね。それとも反逆者が自ら名乗りでて協力しているのか。どちらにせよ、疑心暗鬼のままここまで統率のとれた作戦をチーム内で共有し合うのはリスクを無視しないと無理よね。」


俺もそこは気になっていたとする。他のチームがどのような会議をしていたか見ていたわけではないが、恐らく俺のチームと同様にまともな作戦会議ではなかっただろうな。

そこは俺も気になったところではあるが今そこを議論しても勝ち進むためのヒントになるかどうかは五分五分といったところだな。


「あの次、私の感想を言っても良いでしょうか。歩君が気絶したあと助けるために相手の檻を確認しに行ったんですけど、檻には1人の監視役がいました。そこまでは可笑しい点はないですけど、時間毎に人が入れ代わっていたんです。これは何か理由があるのでしょうか。」

「それなら少し意味がわかるかもしれない。多分、それぞれポイントを決められていてそこを巡回していたのよ。」

「でも、1人で行動することは危険の方だと思いませんか。せっかく、1人捕まえて人数の有利を無駄にすることになりませんか。」

「相手がどの人数で行動しているかわからないからこそこの戦法が効くと思うわよ。1対1ならそもそも1人の力でどうにかなるし、力量が上だったとしても時間を稼げば応援が来るから数の有利で押し切れると考えていいだろうからね。そこから1対2も同じように対処できるし、仮に3人来られたら前のポイントに戻り2人が時間を稼いで応援を待ち3人で応戦。これも完全な作戦ではないけど1日で考えたそしたら上出来ね。」


ここまでの2つの情報だけ聞いていると大柏のチームには相当なブレインがいるのかもしれない。

いつかここのチームと戦う可能性もあるのだから、今はこの情報だけでも覚えておく必要があるだろうな。

話し合いをすればするほど俺達の頭の中に浮かび上がるのは自分達のチームが勝ち上がることができるのかと言う不安。

はっきりと言うならば、今のところ可能性は低い言っていいだろう。


「俺からは1人が捕まった時の逆転の仕方が今のところ不鮮明であるということだ。」

「こんなことを俺から聞くのもどうかと思うけど、気絶していたときの試合はどのようなものになっていたんだ。」

「歩が捕獲された後は相手の観察に移ったのよ。アンタ助けても気絶してようだから動けないようだし、相手の浮いた駒を狙うためにね。その後は小鳥の言った通りで、相手の1人を見つけたからそれぞれで襲撃したけど返り討ちにされ負けたというわけ。」

「それはなんというか申し訳ないな。」

「謝ることないでしょ。こっちは反逆者に意識をもっていかれすぎてまともな準備ができていなかったんだから、そもそも勝てるどうかは怪しいと思ってたわよ。」


そういってもらえると幾分が心も楽になるな。

この試験の1番難しいのは信頼を得ること。

そして今回、言葉では良いと言っているものの俺が一歩出遅れている。

これから試験が始まるまでの期間で取り戻すことができるだろうか。いや、できなければ−100ptになるだろうな。


「私からも感想を。まず、チームの方針として最低でもツーマンセルが望ましいと思う。理由としては、このチームはサポートと攻撃どちらもこなせる器用な能力が多いけど、実のところは1人よりも複数人で実力を発揮させると思うの。」

「だから、最低でも2人ってわけか。それは理に適っていると思うな。俺は”鋼質化”があるけど1人で戦うよりはサポートがある方が嬉しいのは確かだ。」


俺も同意見だ。俺はそもそも攻撃するには火力が足りないような場面が多い。頭を使った戦術も1人より2人の方が動きやすい。


このあとは作戦会議だけではなく実際に動いてみることになり、個別訓練場に移動した。

最初の頃は渋っていた手札も見せ合うようになった。

この後は時間との勝負になる。どれほど練習しようとも他のチームもそれは同じ。


◇◆◇


長いようで短い期末試験までの期間が過ぎた。

俺達にこれからできることは練習の結果を発揮すること以外ない。

勝つための方法は身につけてきたと自負している。


いよいよ始まる期末試験。

勝ちたいという思いはどの生徒も同じようだ。

いや、全員ではないか。

それを考慮したところでどのチームも全力を尽くす。

この試験で大きくランクが変わることは言うまでもないだろう。



ご覧いただきありがとうございました!

次回は、明日投稿予定です。

宜しければブックマーク、いいねお願いいたします。


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