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怠惰な俺が最強になる証明  作者: 風野唄
1章 巡り合う1学期編
28/123

第027話 スウィートスイーツデー

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

よければ、評価とブクマ等していただければ幸いです。

俺達は修行を終えて普通の学校生活が始まった。

他の生徒は俺達が何をしているのか知っていたらしく、どうだったかなど質問ばかりされてしまいかなり面倒だった。

俺達が成長していたからと言って他が成長していないとは限らない。

この情報交換もある意味戦いの1つである。


やっと平日を乗り切った俺に電話が掛かってくる。

誰だよこんな日に電話なんて。

とりあえず、急ぎのようなら俺の寮に直接来るだろうからここは無視することにしよう。


プルプルプル


また鳴り出す。そこまで電話してくるから鬱陶しくなり出ることにした。


『もしもしー、電話出るの遅いから霧道君のことだし寝てるかと思ったよぉー。』

「大柏か良かったな俺は寝てないぞ。用件はそれだけかそれじゃあな。」


大柏から電話がくるなんてロクなことがないだろうから電話を切って寝ることにした。

しかし、残念なことにまた着信音が鳴る。


『なんで切っちゃうのー、寝てるか確認する電話じゃないよー。約束を果たしてもらうために電話したんだよー。』


約束だと。なんのことだろうか。

自分の心当たりがないので、勝手に大柏が言っているだけだろうと思っていた。


『その感じは覚えていないって感じだねぇー。修行の1日目の山走りで約束したでしょー。』

「あ。覚えてる覚えてる。あれだよな、美味しいスイーツを教えてやるってやつ。」


会話の途中でギリギリ思い出した。

覚えてないと言ったら何を言われるかわからないので助かった。


『じゃあ、今から30分後に言う場所に集合ねぇー。』

「待て待て待て。確かに教えてやるとは言ったが俺は行くなんて言ってないぞ。」


大柏が勝手に言ったことだろうと思ったのだが、これ以上なにを言っても意味がないようだ。

その後、大柏は集合場所を伝えるだけ伝えて電話を切やがった。

今日はせっかくのんびりと過ごせると思ったのだが、予想通り面倒なことになってしまった。


◇◆◇


「意外と早かったねぇー。霧道君のことだから面倒だからこないとか言い出すかと思ったよぉー。」

「正直来るかどうか迷ったけど、どうせ学園で会うし逃げられないからな。」


今日は白のワンピースというシンプルな格好をしている大柏。

ワンピースの裾を摘んでくるりと1周してみせる。


「何か言えって感じだな。いつもとは違う感じしていいんじゃないか。」

「なんか気持ちこもってないけど及第点かなぁー。」


辛口のコメントをありがとうなと思いながら集合場所から移動した。


「今日行くところはどんなスイーツ食べるのぉー。」


頭の中はいつもと変わらずお菓子のことで頭がいっぱいのようだ。

確か俺の言っていたのはお店は確かこの辺だったようなんだけど。

あったあった、ここだ、よ、、な。


ズラーーー


「わぁーーー。すごい並んでるみたいだねぇー。」


さすがは人気なお店ってだけある。

学園内にある店だから利用者は学生しかいないはずだからと考えていた俺が甘かったな。

この列に並べば1、2時間は並ぶことになりそうだな。


「大柏、ここが俺の言ってたお店だ。俺はちょっと用事を思い出したからここまでになってしまう。悪いがそれじゃあな。」


ガシッ


やはり俺の腕を掴まれて逃げられなくなってしまう。

この光景何回目だよ。


結局1時間ちょっと並ぶはめになってしまった。

しかも、並んでいる人の8割が女子なので少し気まずいのも精神を削る。


「まだスイーツ食べてすらいないのに辛そうって感じだねぇー。」

「強引に連れてきといてひどい言い様だな。」


そんな会話をしていると店員さんがメニューを持ってくる。


「あの極上とろける苺パフェってまだありますか。」

「すみませーん。そちらのスイーツですが、大変人気となっていまして売り切れとなっております。」


今日の目的は果たされることなくなってしまった。


「他のメニューも美味しそうだしぃー、選んじゃおっかぁ。」


結局、俺は抹茶アイスパフェにした。

上にはあんこと白玉、そてにきな粉をまぶして黒蜜をたっぷりとかけてある。

これは美味しい。食べてなくても分かる美味しさだ。


大柏は、オレンジアイスパフェにしたらしい。

輪切りにされたレモンとオレンジがグラスの縁に乗せられている。

そして、爽やかな甘さをより引き立てるために練乳をかけてあるのでそちらもすごい美味しそうである。


「それじゃあ食べちゃおうかぁ。いただきまぁーす!」


やはり、パフェを目の前にしてテンションが上がっている様子の大柏。

というか、俺もこれを見てテンションを上がってしまっている。


最初の方はパフェを食べるためだけに1時間もかけるなんてありえないだろうと思っていたが、この瞬間をもってそれは覆されることになった。


その後も味の感想を言い合いながら食べ進める。


パクッ


俺が食べようと思っていたひと口をこっそり奪われてしまう。


「お前なー。欲しいなら一言言えばよかっただろう。勝手に食べるなよ。」

「まぁまぁ、そんなこと言わないでよぉー。ほらぁ。」


怒っている俺の口に無理矢理オレンジアイスをねじ込む大柏。


「どこの世界に無理矢理パフェ食べさる、、やつ、が。うまいなこれ。しょうがない、このパフェに免じて許してやろう。」


ゆっくり堪能することができたのでお店をでることにした。

うまかったな。

色々文句を言ったが、俺だけでこの店に来ることはできなかったしその点に関しては大柏に感謝しなければいけないな。


今日は本当にこのスイーツを食べることが目的だったらしく寮に帰ることになった。

恐らく、休みの日に無理矢理引っ張り出してしまったのでそれも考慮してというのも少しあったのだろう。


帰り道で知っている顔をあった。


「おぉー!月野か。買い物行く途中か。」

「霧道君!それと大柏さんも一緒なんだね。休日に一緒に出かけるなんてまさか。」


何か良くない誤解を生んでいそうなので早めに訂正しておこう。


「言っておくが、今日は勝負で負けたからしょうがなくついてきただけだぞ。」

「そうなんだ。勘違いしちゃうところだったよ。」


危ない危ない。あることないこと広まってしまったら、面倒なことになるしな。

それに今日は王馬も誘う予定だったが部活の練習試合があるようで行けなかったようだからな。


月野が大柏の方を見る。

そしたら、今まで黙っていた大柏が喋るだす。


「小鳥ちゃん。言いづらいんだけどごめんねぇー。」


なぜ、大柏は謝っているのだろうか。

そうか、今日誘ってあげれば良かったのにごめんということか。


「ほ、本当ですか。マジのマジですか。」


言葉遣いがいつもと変わっていることに気付いていない月野。

ここからは女子同士でつのる話しもあるから帰っていいとのことだ。

さすがに女子同士と言われると混ざるわけにはいかないし、お言葉に甘えて帰ることにした。


その後はゴロゴロと1日を過ごすことができたので満足、満足。

ご覧いただきありがとうございました!

次回は、明日が投稿予定です。

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