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怠惰な俺が最強になる証明  作者: 風野唄
1章 巡り合う1学期編
26/123

第025話 編み出せ!新必殺技の時間

誤字脱字や文章の下手さについてはご了承下さい。投稿予定時間になるべく投稿できるようにします。

よければ、評価とブクマ等していただければ幸いです。

「お前ら!俺のことを疑ってただろう。少しはやる気ででてきた見てぇーだな。」


少しは疑われているという自覚があったみたいだな。

それでも今の俺達は真剣であることに変わりはない。


「次なんだが、お前らには新必殺技が必要だ!新たに生み出して自分の戦力を広げる。単純明快だろ。」


新必殺技か。

俺の場合は、元素錬成がある。

あれはまだ、必殺技と言えるほど形にはなっていない。

俺はその完成を目指すのがいいだろうな。


「それじゃ解散していいぞ。この後の日程は全てそれに使っていいからな。」


伊集院さんは自分の仕事に戻ったようだ。


「俺もちょー疲れたから、部屋に戻って寝るからなんかあったら起こしてね!」


次に生徒会長が部屋に戻っていく。

俺達はこの後どうするか話し合ってみることにした。


「霧道殿、あんな技を隠していたでござるか!すごいでござる!」

「王馬もかなり成長してたんじゃないか。あれが成長に繋がるのか半信半疑だったけど実は意味があったのかもな。」


素直に褒められて嬉しそうにしている。

きっとこの間の中間試験から自分の実力に悩んでいたのだろう。

俺からすれば前も充分に強かったが、それで満足できないのは当たり前のことだろうな。


「ねぇー霧道君むぅーも強くなってたでしょー?」

「悔しいけど強くなってたな。あの生徒会長にかすり傷を与えてたしな。」


フンスとドヤ顔を見せる大柏。

大柏も初日はすごい辛そうにしていたからこれくらいは素直に褒めてもいいだろう。


「それにしても新必殺技でござるか。拙者は、どのような感じにするか迷うでござるな。」

「確かにいきなり言われても困るよねぇー。でも、むぅーは結局お菓子を食べないと効果でないからー色んな種類のお菓子を作ってみるしかないよねぇー。」


大柏は調理場を借りてお菓子作りをするところから始めるようだ。


「俺は、元素錬成を完成させたいからその練習をしないといけないな。」


一旦それぞれ解散して修行を始めるようにしたようだ。


◇◆◇


まずは、集中する。

元素錬成はイメージが大事だと考えている。

周りのエネルギーを集めて炎に変える。


・・・・。!!!


今だ!


「”元素錬成”」


シュボッ


先ほどと変わらない大きさのものが錬成される。

威力は的にしていた木の板を割ることができるくらいだ。

戦闘で使えないわけではないだろうが、必殺技と呼ぶにはまだまだ。


もう1度始める。

目を瞑り、暗闇を想像する。

そこにゆらゆらと揺れる心地の良い炎が集中を深めるごとに大きくなる。


まだ。まだ、これじゃ足りない。


バゴォーン


「うお!急に爆発したぞ。大きくしようとすればするほど安定しないな。無理にやろうとすると暴発するのかよ。」


危険の伴う修行になるな。

集中力をだいぶ使うので、一旦飲み物を取りにいくことにした。


調理場に行くとエプロンを着た大柏がお菓子作りに励んでいた。

そういえば、大柏が料理しているところを始めてみるがなかなか手際がいいな。

こっちも真剣に取り組んでいるようで、俺が来たことに気づかない。


邪魔しないように飲み物を取って休憩しているとやっとこっちに気付いたようだ。


「あ、霧道君気付かなかったよぉー。声掛けてくれれば良かったのにー。」

「邪魔して悪かったな。少し休憩しにきただけだからもう戻るから集中していいぞ。」


お菓子作りをやめて、俺の方に近付いてくる大柏。


「これ作ったんだけど、味見して欲しいのぉー。はい、あーん。」


綺麗に作られていてお店に出ていると言っても信じるだろう。

それにしても女子から手作りのお菓子を食べさせてもらうとは、他の男が見たら八つ裂きにされてしまうだろうな。


「うまいぞ!これ本当に大柏が作ったのか。これ何個でも食べれそうだぞ。」


食べてみると味はかなり美味しかった。

今まで食べたなかで1番といっていいだろう。


顔が少し赤くなる大柏。

俺が普段は褒めることもないから恥ずかしいのだろう。


「これは特別で霧道君の分しかないからぁー王馬君には内緒だよぉー。」


シッーー

とポーズをしながら言う大柏。

今から王馬の方も見ていこうとしていたから言ってしまう前に聞いておいてよかった。


「お菓子ありがとうな。そろそろ俺は戻るから、今度何かお礼でもしてやるよ。」


じゃないと、この間のお菓子がどうだとか言われてしまうかもしれないからな。

ちゃんとここで言っておくことで牽制しておこう。


「別にむぅーはそんなつもりじゃなかったけどぉー、そういうならお礼楽しみにしてるねぇー。」


調理場を後にして次は王馬を探した。

庭の方を確認すると王馬を見つけたので話しかける。


「どうだ調子は。あまり根を詰めすぎると調子を崩すぞ。」


どうせ飲み物も飲んでいないだろうと思って調理場からお茶を持ってきて正解だった。


「かたじけないでござる。拙者、発想自体は悪くないと思うでござるがどうしても成功しないでござるよ。」


俺に見せるために構えだす王馬。


「”竜王の時間 上級 成鳴剛風(せいめいごうふう)”」


フゥーン


少し俺の髪をなびかせる風が生まれる。

恐らくだが銀の風をベースとした技で、そこから多方面をカバーするために範囲を広げたり、風の力で威力を強化したりなど工夫がされているのだろう。

しかし、発想が溢れてしまうせいかどれも中途半端な仕上がり。


「こんな感じでうまくできないでござるよ。」

「それこそ、今までの修行にヒントとかあるんじゃないか。確かに新必殺技を作れとは言われたけど、あと4日と半日もあるんだ。たまには遠回りしてみるのもいいんじゃないか。」


悩んでいた王馬だったが、ここでずっと考えているのも勿体ないと思ったのだろう、行動に移すことにしたらしい。


「霧道殿の言う通りでござるな。ここで無駄な時間を使ってばかりいるのもよくないでござるし、山走りしてから伊集院さんに相談してみるでござる。」


直接、教えを乞うのもまた1つの手である。

プライドばかり高くなり人からの教授を拒む者も多いからな。

さて、俺もあいつに連絡をとってみることにするか。


プルプルプルッ


『もしもし、霧道さんの方から連絡をくれるなんて嬉しいですね。今は確か王馬さん、大柏さんと1週間修行に行ってるらしいですね。』

「そうなんだよ氷室。いきなりで悪いな。ちょっと相談があってな。お前の意見が欲しいんだよ。」


俺は一通り状況の説明をする。その間も興味津々に話を聞く氷室。


『内容は一通り理解しましたけど、なぜそれを僕に。僕が敵であるあなたに手助けをするとお思いで?』

「あぁ、するだろうな。お前は好奇心の塊だからな。敵に塩を送るのも躊躇わないタイプだろ。」

『ふふ、花丸付きの大正解ですよ霧道さん。アドバイスになるかわかりませんが、僕の考え方を教えますよ。』


やはり、氷室に連絡して正解だった。

こいつのアドバイスが俺の新必殺技の1歩に繋がると確信している。

そう思いながら氷室の言葉をメモした。


ご覧いただきありがとうございました!

次回は、明日投稿予定です。

宜しければブックマーク、いいねお願いいたします。


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