第098話 ギャンブラー参戦
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「始まるなの部進戦。ちょっとは面白くしてほしいなの。」
「俺に言ってどうする。俺が戦い中にふざけたことないだろ。」
「霧道の周りには集まってくるなの。厄介で重くて面白い問題が。」
コイツの言う通りではある。
俺には意図せず問題が集まってしまう。
これが簡単に解決できることならいいのだけど、そうじゃないものが多い。
「私も会話に混ぜてもらえませんか。試合前は毎回緊張しちゃうんですよね。」
「小鳥か。コイツと話すのも疲れたし助かる。」
「あんまり迷惑かけちゃダメだよ志那ちゃん。歩君考えることが多いんだから。」
「なんかウチが悪いことになってるの。酷くて泣いちゃうなの。うぉーーん。」
泣き方が男らしすぎるだろ。
それと嘘泣きなのがバレバレだぞ。
「これより部進戦を開始いたします。各部活の代表の生徒は集まるようにお願いいたします。」
今からどの部活と戦うことになるのか抽選で決めることになる。
部活数がかなり多いのでここで参加資格が剥奪されるところもあるらしい。
「次は、歴史研究部ね。どうぞー!」
司会の放送部のアナウンスで俺達の番になる。
東源先輩がクジを引こうと腕を伸ばしているが身長的に届かないので、椅子が準備される。
絵面だけ見れば不恰好なのだけど実力は確かだからなこの人は。
「引いたのは3番ブロックのクジです!そして、そしてー最初に対戦する部活は射撃部です!」
射撃部か。最初は俺も入部するか悩んでいたところだな。
名前的に考えて銃を使ってくるのは間違いないだろう。
ここは俺が相手するのがベスト。
「最初の試合は俺「ウチが出るなの!任せて欲しいなの!」
俺に被せるようにして八戸場が1試合目に出場するのを申し込んできた。
まさか、勝敗はどうでもいいから早く終わらせて楽したいとかじゃないだろうな。
「やる気があるから志那で。霧道はまだ温存。」
「部長もそう言ってるんだから諦めるなの。あっ、もちろん出るからには勝ってくるの。ゲームも試合も手が抜けない性分なの。」
「別に俺はどっちでも良かったけどな。お前の実力ここで見極めさせてもらう。中途半端なことしてみろ、あの契約もなしだからな。」
最初の試合は間もなく始まるので、八戸場は手を振って分かったからといった仕草をしてみせて控室に移動する。
観戦席に移動して自分達の番を待つらしいので、飲み物でも買ってこちらも移動した。
「志那ちゃんが戦ってるところ初めて見るかも。」
「部活内では、1番八戸場と仲良いから少しは知ってるかと思ったけど小鳥でもないんだな。」
「休日で遊びに行く時も買い物とかゲームセンターだからね。」
『これより第1戦目が開始されようとしていまーす!実況兼アナウンスは、この私、4年放送部 末広 清雨 がお送りいたします!』
この間、大柏邸で行われた決闘の際に実況で来ていた末永アナウンサーの息子か。
こんなところで放送部をしているなんて血は争えないな。
そんなことより八戸場の方は始まってるみたいだ。
「あら、貴方1年生?歴史研究部とかいったかしら。下級生だからと言って手加減はしませんよ。」
「自己紹介はいらないなの?自分に勝つ下級生の名前くらい覚えておくべきなの。ウチは 八戸場 志那 なの、よろしくね。」
「少し言葉遊びがすぎる下級生ですね。3年クラス・フォース 渡 円 以後お見知り置きを。」
相手はいくらクラス・フォースと言えども3年生。ここまで経験してきた場数が違う。
いや、八戸場は高貴なる騎士団に所属していたんだったな。
経験だけなら負けていないだろう。
「まずは様子見といかせてもらいましょうか。”ひと繋ぎの魔法 マジックバースト”」
「適当に乱射に見えるけどそうではないはずなの。」
八戸場は渡先輩の攻撃を観察している。
すると適当に乱射したはずの銃弾が1箇所に集まっていく。
しかも、1つの塊として集合する。
「それで終わりなの。大きくなっただけで簡単に避けられるなの。」
「本当にそうならね。”ひと繋ぎの魔法 再分解”」
集まった銃弾が再度分裂している。
能力は単純明快なものだな。
でも、応用はかなりできるし強力だ。
「それは聞いてないなの。やばいやばい!どうすればいいなの。・・・なんてね、”ギャンブルゲーム ルーレット”」
これが八戸場の能力。
ギャンブルで使われるルーレットが目の前に現れる。
その瞬間、八戸場の周りの空間が止まる。
2人の動きも銃弾もすべてか。
やがてルーレットは止まる。
止まったマスは、消滅。
「ラッキーなの。残念ながら銃弾は全て消え去っていったなの。」
「それなんなのよ。ルーレットが動いてる時動くことすらできなかったし。」
「もう喋らなくていいなの。良い能力を持っていることは分かったけど、所詮は良い能力止まり。今は、彼にウチの実力を見せつける時間なの。”ギャンブルゲーム ペナルティルール”」
「何を言ってるの!挑発するのも良い加減にしなさい。まだ、銃弾止めたくらいで。」
「あーあ、喋るなって言ったのに喋るから。」
今度はガチャガチャの機械が現れる。
しかし、今回は2人とも自由に動けるようだ。
「貴方の戦い方は品が無くて嫌いです。”ひと繋ぎの魔法 スナイプドラゴン”」
今度はショットガンを発砲する。
すると龍のように空を自由自在に駆け巡る散弾。
しかし、ガチャガチャからカプセルが飛び出して中身が出る。
ここからでは書いてる内容までは見えないな。
「だがら、きちんとペナルティは受けてもらうなの。」
すると射撃部が放った技は自分のもとへ戻っていく。
これは予想もしていなかったし、一瞬の出来事だったので攻撃を全て喰らっている。
「ぐっ。う、うぅー。ま、だ、まだ戦える。」
「それ美談にしたいつもりかもしれないけど何もかっこよくないの。勝負の世界にこだわりはいらない。勝ちだけを見ないものから死んでいくの。”ギャンブルゲーム ナンバーズカード”」
相手はほとんど瀕死の状態なのに立ちあがろうとしている。
それだけ部のことを思って負けられないのだろう。
それを最後に現れたトランプが無惨にも終わらせる。
めくれたカードはジョーカー。
「残念だったね。引いたカードはジョーカー。トランプにおける最強最悪のカード。」
そのカードを見た瞬間に苦しみだした渡先輩。
その後すぐにリバイブが起動した。
ふたを開けてみれば、八戸場の圧勝。
これがアイツの実力なのか。
実力を知るために見ていたが謎が深まるばかりだった。
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次回は、明日投稿予定です。
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