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ぷろろーぐ 俺と告白
血とか出てきます。
「実は私、前から・・・・」
ぞれは数ヶ週間前のこと。
学校で一番可愛くて、
お金持ちで、
勉強も運動もできて、
絵も上手くって、
スタイル抜群の女の子、
そんな苺城 散華に・・・・・
「先輩の・・・・・・」
なんと・・・・・・なんの特徴もない、
強いて言うならちょっと女々しいくらいの俺、不見島 景が・・・・
「首をもぎ取りたいくらい好きでした!」
殺人予告されていた。
―これは血しぶきが大好きな彼女と僕の血みどろ物語。
「先輩!」
今日も俺の後ろで彼女の声がする。
「な・・・なにかな?」
俺の彼女は愛情表現がちょっぴり過激だから刺激するのは良くない。
いつも新しいアザが増えないか心配しているのだ。
「いまちょっと良い言葉思いつきました!」
「どんな?」
変な言葉じゃ無いと良いけど。
「私と先輩は運命の赤い・・・」
割と普通の言葉じゃないか。
むしろ可愛いかも・・・・・・。
「鎖で束縛されているんだよ!」
間違いなく束縛されているのは俺だ。
こんなパーフェクトな彼女がヤンデレだったとは。
神様を恨むぜ!
「あ、ねぇふみしま君〜!」