第7話 「2人の想い」
「お兄ちゃん大好きだよ」
暗闇の中で誰かが俺にそう言う
買い物の途中で優は突然倒れた。
ひ「お兄ちゃんが倒れたのは私が…」
ば「そんな事ないよ」
じ「ひかるは悪くないから気にする事はないぞ」
おじいちゃんとおばあちゃんが病院に駆けつけてくれた。
後から真子さんも病院へ来た。
真「優は大丈夫なの?」
ば「今、先生が見てくれているところだよ」
真子さんはひかるを見ておじいちゃんとおばあちゃんにある事を言った
真「ちょっと、ひかると2人にしてくれない?」
おじいちゃんとおばあちゃんは何かを察したのか真子さんとひかるを2人残し別の場所へ移動した。
真「ひかる、そんなに気にする事ないよ」
ひ「私が、、悪いの…」
真「優は生きる!大丈夫だよ!」
ひ「私があの時…」
真子さんが何を言ってもひかるは落ち込み続けるばかり、そんなひかるに真子さんは
真「ひかる!!!」
病院内に響き渡る声
真「今はひかるがしっかりしないと!!」
「ひかるが優を守る!!」
俺とひかるがおじいちゃんとおばあちゃんの家に来て真子さんが怒鳴ったのはこれが初めの事
看「ちょっと、あまり大きな声を出さないで病院ですよ!」
真「ごめんなさい」
「怒られちゃった」
ひ「真子さんごめんね…」
真「もう、謝らない!」
真子さんの怒鳴りによってひかるは少し気が楽になった
ひ「真子さん、、今朝の事だけど…」
ひかるは自ら口を開いた
真「あー、キスの事?」
ひかるはその言葉を聞くと顔を赤くした。
真「キスくらいなんて事ないでしょー」
ひ「え?」
真「別に兄妹だからってキスしちゃいけないってルールあるのかねー」
「私の中ではそんなルールないけど」
ひ「だって、一緒に寝てキスしようとしている、兄妹なんて…」
真「好きだから、失いたくないからキスしようとしたんでしょ?」
ひ「あれは、、優が昨日私を助けに来てくれたお礼と…」
真「それ以上は言わなくていいよ」
「私だってあんた達のお父さんと昔キスした事があるんだよ」
真子さんはお父さんとの思い出を話し始めた。
ひ「パパと?」
~真子さんとお父さんの昔話~
真「お兄ちゃん大好き!」
父「真子は本当にお兄ちゃんが好きだなー」
真「うん!だってお兄ちゃんと結婚するもん!」
父「そうかーそれは嬉しいなー」
真「だから、大きくなるまで結婚しないでよ!」
父「分かったよ」
その後真子さんは父さんの唇に自分の唇を付けた。
父「真子!!!」
~現在~
真「その後、すごい兄さんに怒られたの」
ひ「そうかー」
真「だから、私はあんた達がキスしたくらいじゃなにも言わないよ」
「もしかして、その事で今日はずっと悩んでいたの?」
ひ「違うの!」
ひかるはなぜ今日悩んでいたかの真実を話した。
ひ「お兄ちゃんは本当は私が嫌いなのかな?って、思っちゃって」
真「なんで、そんな事思ったの?」
ひ「だって、、キスする時、私がお願いしてキスするから!!」
「お兄ちゃんは嫌がってキスしているのかもって」
「だから、お預けだねとか強がってみたりして」
全てをしった真子さんは
真「あはははは」
大声で笑った。
看「だから、大きな声は出さないでください!」
真「ごめんなさい」
「ひかる、優が目を覚ました時にその事素直に言ってみなさい」
ひ「え?本当に嫌っていた時は…」
真「その時は私が優をぶん殴る!」
ひ「え!?」
真「大丈夫だから素直に言ってみなさい!」
「あんた達ただ仲がいいと思っていたけど意外と2人ともお互いの事考えているのね」
ひ「2人とも?」
真子さんはそれ以上言わなかった。
~優9歳~
兄「真子さん」
真「優どうしたの?泣いて」
兄「俺、ひかるの事好きになったかもしれない」
真「それは、知ってるって」
兄「違う!妹としてじゃなくて女の子として!」
真「ふーん、だから?」
兄「だから?って、これっていけない事でしょ?」
真「全然いけない事じゃないよ!」
兄「なんで?結婚したいって思っても?」
真「いけない事じゃないよ!優はひかるを守りたいんでしょ?」
兄「うん!守りたい!」
真「それは、良い事だから安心しろ!」
~現在~
真『あの時は優に相談されて今回はひかるかー、それだけひかるも大人になったって事かー』
真子さんは笑ってしまった。
その時、おじいちゃんとおばあちゃんは病院の先生に呼ばれていた。
じ「先生、優はどうなんですか?」
ば「まさか、病気とか?」
医「お孫さんは今回強いストレスにより意識が無くなり倒れたと思います」
じ「ストレス?」
医「はい、少し調べたのですがお孫さん学校でもカウンセリングを受けていますよ」
じ「カウンセリング?」
医「はい、そこで病院を紹介されています」
初めてしる真実だった、誰も知らない真実におじいちゃんとおばあちゃんは驚きで声が出なかった。