第1話 「いつもの朝」
小説を書くのが初めてなのでお手柔らかにお願いします
誤字などがあるかもしれません…
10年前の6月幼い僕は、1人の少女の人生を変えるある1つの嘘をついた
兄「ひかるは、俺のたった1人の家族(妹)だよ」
ひ「…うん」
あれから10年の時が過ぎた
僕、須藤優今では高校3年生、妹の須藤ひかるは中学3年生僕達は10年前に両親を事故で亡くした。
父と母は、夕飯の買い物に向かっていた途中にトラックとの事故でこの世を去った。
僕とひかるに知らせが来たのは、事故から2時間後悪い知らせと共に僕達の耳に入った、行くあてのなくなった僕達を引き取ってくれたのが父型のおじいちゃん達、当時8歳の僕と5歳のひかるをおじいちゃん達は、本当の子供のように可愛がってくれた。
そして、今では、こんなに元気に成長をした。
成長をしていくと共に、僕は、1つの疑問が生まれた、それは…
『俺の妹は、ブラコンじゃないのか?』
確かに、妹は可愛いだが中学3年生にもなる妹が兄貴と一緒の部屋で寝るのか?
酷い時は、一緒の布団で寝る事もある、それにご飯を食べるときはいつも隣、テレビを見る時も隣、自分の部屋があるのに俺の部屋にいつもいる
俺だってもう18歳だ、体臭などが出ているかもしれないそんな男と一緒の空間に自分から来るのはおかしい、だがそれを注意できない自分がいる、『妹が可愛い』この一言が自分を抑えてしまい注意が出来ず喜んでしまう。そう俺は…
『シスコン兄貴なのかもしれない』
周りに相談する事も出来ずに一人で悩む日々
兄「どうすればいいんだーーーーー」
ひ「お兄ちゃん!朝ご飯って何回も言ってるでしょ!」
兄「ごめん、ごめん」
ひ「また、一人で妄想でもしてたの?」
兄「ち、違うよ」
ひかるとリビングに行くとおじいちゃんとおばあちゃんそして、おばさんの真子さんが朝ご飯の準備をしていた
じ「優、やっと起きてきたか、おはよう」
ば「もうご飯できてるから早く食べなさい」
真「おはよう、優そろそろ自分一人で起きてきなよー」
僕は、みんなにおはようと言うと朝ご飯を食べた
今日は、平日だから後30分後には、学校へ向かわないといけない
あまりゆっくりは、出来ないがみんなと話をしながら朝ご飯を食べ終えた
兄「やば、もうこんな時間」
30分という時間は、あっという間だ、カバンを持って玄関の扉を開けた
ば「優、ひかる行ってらっしゃい」
兄「行ってきます」
ひ「行ってきます」
僕達は、毎日学校に行くときは一緒に登校している、なぜなら僕達が通う中学と高校は中高一貫校だから同じ学校へ行くのに別々に、行くのはと思い毎日一緒に登校をしている
なんだかんだで、この時間も苦痛ではなく楽しい時間ではあるんだよなー
奈「ひかるちゃん、お兄さんおはようございます」
田中奈々未ちゃん、ひかるの一番の友達であり同じ学校へ通う中学3年生の女の子
兄「ななちゃんおはよう」
奈「お、お兄さん…おはようございます」
兄「さっきも挨拶したよ、ななちゃん」
奈々未ちゃんは、極度の人見知り、そんな極度の人見知りの奈々未ちゃんと誰とでも仲良くなるひかるが友達になった、きっかけがあった。
ひかると奈々未ちゃんが中学1年生になったばかりの頃、クラスのレクリエーションでみんなと話をしていい自由な時間が作られたひかるのような人間には、このような時間は、楽しい時間になるが奈々未ちゃんのように人見知りの人間には、この時間は、苦でしかなかった。
奈『誰とも、話せないから早くこの時間終わらないかなー』
奈々未ちゃんは、そう思いながら机の下で本を隠しながら読んでいた
そんな、姿を先生が許すわけもなく
先「おい、田…」
奈『あ、先生に怒られる…』
ひ「私、須藤ひかる、あなたは田中奈々未ちゃんだよね?」
奈「え?」
奈々未ちゃんは、ビックリした自分に話しかけてくる人なんていないと思っていたからだ自分から壁を作っている自分に話しかけてくる人なんかいないと
ひ「本好きなの?なんの本読んでるの?」
奈「なんで?なんで私に話かけるの?」
ひ「え?うーん、友達になりたいからかな」
奈「私なんかでいいの?」
ひ「奈々未ちゃんと友達になりたいよ」
これが、2人が友達になったきっかけ
ひ「奈々未ちゃんとお兄ちゃん私の事忘れてない?」
奈「そ、そんな事ないよ!」
兄「ななちゃんと話してるからって嫉妬か?」
ひ「馬鹿お兄ちゃん!」
「こんなお兄ちゃんほっておいて行こう奈々未ちゃん」
奈「ひかるちゃんそんなに怒らないで」
兄『ちょっとの事でカリカリして反抗期か』
僕達の一日は、このように始まる