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・夜のバンコクの市街


綺麗な部分ばかりが、現実なわけがない。


ニューハーフ・ショーを見た帰り、

なんとなく、違和感ばかりがあって、終電の地下鉄も無い事もあって、

夜のアソーク周辺を、ぶらぶらとホテルまで歩くつもりで帰る事にした。




ちなみに、バンコクにはアソークという渋谷のような街がある。

ブランド街だ。


夜のアソークの周辺を散策していると、路上で缶を持って物乞いをしている人達が大量に現れる。

それから、娼婦が現れて声をかけてくる。


つたないジェスチャーで値段を聞いた処、千バーツとの事だそうです。

多分、それが相場なのだろう、と。

千バーツという事は、日本円にすると、約三千円から四千円で身体を売っているという事になる。


街を歩けば、露天商達が、服などと一緒に、大人の玩具やバイアグラなどを売り始める。




そういえば、

高円寺などの街路にも夜には移民の女性が現れて、風俗の勧誘の為に声掛けをしてくる。




アソークはブランド街なので、金を持っている外国人観光客をアテにしているのかもしれない。



物乞いをしている子供達が、セブン・イレブンの前などにたむろしていました。


十バーツあれば、セブン・イレブンの一番、安いジュースが買える。


タイにいたストリート・チルドレンに、せめて十バーツでも缶の中に放り込んでやれば、

彼らはその日の飲み水が買えただろうに。

というか、彼らはストレート・チルドレンなのだろうか。

家は持っているが、貧しくて街路に出て缶を置いているのかもしれない、分からない。


日本で募金箱なんかにぶちこむよりも、

よっぽど、直接的な支援になる筈なのに、こういう場面になると、すぐに頭が回らないのが私の悪い部分だ。っていうか、言い訳をすると、この日は色々な体験をしてきたので、正直、頭が回っていなかった。




もし、また海外に行く機会があれば、物乞いをしている者達の誰かに小銭を投げるし、

もし、この文章を読んでいる方で、海外に行く機会のある方がいれば、そういう方々に出会ったら、

迷わず、小銭を渡して欲しい。


やらない善より、やる偽善。


40バーツ(160円)もあれば、彼らはその日の食事にありつける。

小さな親切で充分だと思うわけなんだ。

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