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05.掌編、詩

異世界転生と線香花火 ~君がまた、おかしなことを言い出した~


「異世界へ転生できたとしたら、きっと楽しいと思わない?」


君がまた、おかしなことを言い出した。


それはそれで面白いとは思うけど、きっと君がいないとつまらない。


口には出せず、心の中でつぶやいてみる。


君は気付いているんだろうか。


今ここに、僕らが一緒にいることでさえ、奇跡のようなことだって。


地球の長い歴史の中では、僕らの人生なんてほんの一瞬。


そのわずかな時間に巡り会い、命の炎を燃やして生きる。


まるで、夏の夜の線香花火みたいにね。


僕らがこの時代に生まれたことに、出会ったことに意味があるのだとしたら、


異世界転生なんてまるで意味がないって、そうは思わないかい?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 〝愛〟だなあ。 うん、素晴らしい。 こちらのがアンチ異世界な感じがしますよ。 [一言] 異世界を否定している男性の言葉なのに、TMネットワークの歌を思い出しました。 タイトル思い出せない、…
[良い点] 爽やかです。もうこれでもかと。 [一言] 線香花火の一瞬に出会えたらまさに奇跡。
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