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吸血鬼の日常(仮)  作者: 甘夏
第一章 吸血鬼と日常と恋と化物
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プロローグ

こんにちは。前作が滞ってしまったままのこんにゃくこと甘夏と申します。今作こそは途中で筆を止めることなく物語を進めていけたらなーと思っております。パクリ要素とか結構多い気がするので苦手な方は閲覧注意でお願いします。

腕が千切れる。首が飛ぶ。身体が壊れる。身体が壊れた。

俺の腕は何処かに飛んで行き、首も何処かに飛んで行く。死ぬっていうのはこういう事なのか…俺は薄れ行く意識の中でそう、思った。初めての「死」の体感。とてもじゃないが、心地の良いと言えたものではない。出来ることなら2度と体感などしたくないものだと思った。俺にはこうなるまでして守りたい者があった。それは俺の半身とも言っていい、とある『怪物』。

『怪物』が嘆く声が聞こえる。耳が無いのに聞こえる、というのもおかしいかもしれない。しかし、俺には聞こえる。『怪物』が俺の「死」を嘆き悲しむ声が。

なんでだよ…お前はもう、自由なんだ。一度救われた命なんだ。早く、行けよ。ここから消えて、これから好きな風に生きればいい。俺はそう『怪物』に言いたかった。しかし、その言葉を発する口ももう無い。

頼む…から…生きてくれよ…『怪物』の女王が…涙なんて流すもんじゃないぜ…しかもたかが人間風情にさ。

そう思ったところで俺の意識は途絶えた。

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