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大和(2010)

※これは、戦艦大和を2010年風にしてみたらどうなるか、様々な計算を繰り返しながら作成した設計です。数値モデルはオートメラーラ127mm単装砲、こんごう型イージス艦、ズムウォルト級駆逐艦、ニミッツ級空母などです。

想定される敵は、某アニメのネウロイと呼ばれるエイリアン(?)です。

あるサイトで小説を書くためのメモをこの場にバックアップとして置いておくだけなので、更新は稀です。


大和(2010)


主砲

46cm三連装主砲を前甲板に二基、後甲板一基設置。射撃間隔を1.5発/分から改良された自動装填装置により一門当たり最大6発/分を実現、大型ネウロイに対しても短い間隔で連続的に射撃することによって有効打を与えることが可能になった。旋回速度も大幅に改善され、2.25°/s(90°旋回に40秒)から9°/s(90°まで10秒)となる。俯角も10°/sから40°/sとなり、最大俯角を75°とすることで炸薬量低下による射程短縮を補っている。

46cm砲弾

重量1460kgの砲弾を320kgの炸薬で射撃していたが、これを砲弾重量1200kg、炸薬量189kgとして最大射程を35000mに収めた。これは、30km以上先の目標に対して命中率が悪いことと、弾道修正や照準などはコンピュータが行うため修正にかかる時間と弾数が節約できるようになったおかげで遠距離からの砲撃による修正が不必要になったからである。重量は削られているが、タングステン弾芯を採用したことにより従来通りの貫通力を備える。また30km以上先の目標に対しては1390kgの02式誘導RAP砲弾にてGPS・レーザー誘導で射撃を行う。炸薬量が189kgになったため斉射時の衝撃は70kg/cm2から41kg/cm2に抑えられており、複雑繊細化した電子装備への負担が少なくなっている。但しコンピュータ制御によって一門ずつの適正な照準が可能になったことで斉射を行うことは希であり、よって通常は最大でも10.25kg/cm2、最低で6.83kg/cm2となっている(砲口より15m)。種類は徹甲弾、榴弾、煙幕弾の他、複合弾がある。

誘導砲弾

廉価な46cm通常砲弾の射程を短縮し、命中率を上げたため、今度は主砲弾の射程不足が考えられた。そこで弾道ではなく滑空軌道を描く誘導砲弾にて射程の延伸かつ命中率の上昇を計った。スラスター駆動により空気抵抗を極限化、ロケットアシスト機能も付加することで最大射程80kmを達成した。こちらも通常弾と同じ種類の弾頭が用意されている。


副砲

副砲はAGS 155mm単装砲を三連装式にした3AGS 155mm三連装砲を採用。30発/分の射撃速度と70°までの俯角を有し、射程40km以上を備える。状況によっては主砲より早く撃ち始めることになる砲である。


対空火器

対空火器には、54口径127ミリ単装速射砲、高性能20ミリ機関砲、62口径76ミリ単装速射砲、RAMが装備されている。数はそれぞれ30基、4基、20基、4基である。対空性能は対空用の砲熕兵器だけでも1945年当時と比べて6倍以上の向上を見せている。因みにファランクスは非常に繊細なレーダーを装備しているため、そのままでは主砲斉射時に壊滅的な被害を受ける可能性が高い。そのため、大和型ではレーダーの性能を同年代モデルと比べて落とす代わりにある程度の耐久性を要するレーダードームを採用している。


機関

エンジン

艦本式高低圧タービン(21000馬力)四基+艦本式ボイラー十二缶からMT30(35MW/47650馬力)四基+LM500(5MW/6000)四基とし、合計馬力を150000から190600+24000(214600)まで上げた。これにより約43%の出力向上を実現し、公称最大速度を30ノット以上とした。始動時間は12時間から10分程度までに改善されており、スクランブルにも対応可能。

スクリュー

ハイスキュードプロペラを採用し推進効率を上げた。


防御

戦艦の廃れた要因には対艦ミサイルが挙げられる。大和のバイタルパート部は全ての対艦ミサイルに対抗できるが、今後の事、修復費用なども考えソフト・ハード共に高い防御性能を誇る。

電子防御

C4I各種機能やAN/SPY-1Dレーダー、OPS-28D対水上捜索・低空警戒用レーダー、NOLQ-2統合電子戦システムなどを搭載することによって対艦ミサイルの発見、電子妨害機能が付与されている。因みにこれらの電子機器は主砲発射時の衝撃から逃れるためできるだけ上部に取り付けられている。このため最終的に各種レーダー類に到達する衝撃は単射で0.6kg/cm2程度にまで減衰される。

ミサイル

最も目立つのは煙突付近に設置されたハープーン四連装発射機二基だが、両舷にはズラリとMk.41VLSが並ぶ。SM-2の他ESSMなどを発射可能であり、大量の対空ミサイルにて敵のミサイルを迎撃することができる。Mk.41は艦中央49.7mに渡って片側72セル、合計144セル積み込まれている。また、Mk.48VLSも装備され、Mod.2(16セル)を一基、煙突の後方に搭載している。

対空砲

多くの対空砲により対空目標を撃墜できる。

二次妨害

Mk.137チャフ・フレア発射機と、FOSGと呼ばれる油脂による煙幕発生装置を備える事で船体の大部分を覆い隠す事が可能である(但し煙幕使用時はマトモな攻撃は不可能である)。

装甲

従来の表面硬化装甲から複合装甲に変え、バイタルパート部においては装甲厚を削減しつつ従来通りの防御性能を確保した。また削減重量分を居住区画や後部区画などにまで回すことにより、バイタルパート部を非装甲区画であった部分にまで伸ばすことに成功した。また、あまりにも多かった窓を減らす、装甲接合部分の強度低下を防ぐため全て複合装甲で統一するなどした結果、重量は従来とさほど変わっていない。

ダメージコントロール

水密区画の数を1147区画から1320区画へ増やし、注排水システムを完全に自動化することで従来よりも高いダメージコントロール能力を取得した。

その他

主砲の斉射

主砲を斉射することにより、主砲や主砲弾の爆轟、衝撃波、熱がミサイルの探知装置に影響を与えることができる。しかし、自艦の電子機器にも大きな影響を与える可能性があるため原則禁止である。

回避運動

最も原始的な防御である。高い旋回性と追従性を備えることにより、ミサイルの探知能力を下げ、回避を用意にする狙いがある。また、ミサイルの追従が少しでも遅れれば装甲に斜めに着弾することになり、傾斜装甲と同じ機能を得られる。

ステルス性

これだけ大型だとほとんど意味はないが、それでもステルス性は意識されている。多数の艦外通信線は無くなり、船体、主砲副砲、司令塔にいたるまでステルス性の高い傾斜角を付加、その他ステルス性に悪影響を及ぼすもので廃止、代替、収納できるものは全て必要な処置を行った。このため見た目なシンプルかつスマートになっている。


大和型の欠点として舵の効きが悪いことが挙げられていた。ここでいう舵の効きとは、

1追従性(舵を切ってから反応するまでの時間)

2旋回性(小回りが利くか)

3安定性(当て舵が無くても直進状態に戻るか)

であり、2の旋回性は非常に高かったものの1と3の性能が大きく不足していた。

そこで、舵の数を主舵と副舵の二舵一組中央縦配列から二組左右縦配列とし、また主舵副舵共に面積を増大させ、さらに形状もより適したものに変更した結果、1及び2の性能が大きく向上。「大和ドリフト」と呼ばれるほどの旋回性を得ることに成功した。しかし3の安定性はあまり変わらず、対策としてコンピュータ制御による自動当て舵機能が採用された。因みに主として低速航行時にだが(高速航行時にやると大幅な減速を引き起こす)、舵だけではなくスクリューの軸ごと曲げる事で真横に移動する、さらなる旋回性を獲得するなどの効果がある。


艦載機

偵察機や観測機が不要になったため、連絡や輸送用、対潜哨戒などのSH-60Kシーホークを艦載している。また簡易カタパルトを使用した無人機の発進・回収も可能。


乗員

一時三千人を超えた人員だが、機械化などを行った結果、2700人にまで減少した。


その他

ステルス性を意識した結果、多数の艦外通信線がなくなり、また主砲射撃指揮装置も艦内のスーパーコンピュータによって行われるようになったため大掛かりな主砲射撃指揮装置は不要になった。しかし最も上部に設置されており、主砲の斉射時衝撃からも逃れるためレーダーはここに取り付けられている。


性能諸元

排水量 63500t

全長 263m

全幅 39m

機関 COGAG方式

MT-30×4

LM-500×4(予備)

スクリュープロペラ×4

速力 30ノット以上(理論値38ノット)

乗員 2700名

兵装 45口径460mm三連装主砲×3

3AGS 62口径155mm三連装主砲×2

54口径127mm単装速射砲×30

62口径76mm単装速射砲×20

高性能20mm機関砲×4

RIM-116B RAM×4

Mk.41VLS×144

Mk.48Mod.2×1

ハープーン四連装発射機×2

HOS-302三連装魚雷発射機×6

その他試験的に各種砲熕火器を搭載することもあり。

C4I MOFシステム

OYQ-31指揮管制支援ターミナル

OYQ-10

NORA-7

AWS Mk 7

OYQ-102

リンク11/14/16

レーダー AN/SPY-1D(四面)×1

OPS-28D×1

OPS-20×1

AN/SPG-62×4

ソナー OQS-102×1

FCS ミサイル:SPG-62

460mm:05式射撃指揮装置3型-19×2

155mm:98式射撃指揮装置3型-16×2

127mm:81式射撃指揮装置2型-21×4

76mm:81式射撃指揮装置2型-21×4

電子戦・対抗手段 NOLQ-2

MK.137×4

FOSG-1×2

装甲 不明(複合装甲が多用されている)

搭載機 SH-60Kシーホーク×4

無人機(機種不明)多数

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