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NO.11 ソラちゃん著 「紅葉 『小さなもみじ』」
箱根の温泉に初恋のあの人と遊びに行った
燃えるような紅葉の美しい季節
あの人とは、十数年ぶり
突然、電話がかかってきて
胸がときめいた私
久しぶりに逢ったあの人は、相変わらずの笑顔で
でも、何だか暮らしに疲れていたみたい
何か助けることができれば
せめて、あの人に元気だけでもあげることができればと
私は、身を投げ出した
真っ赤な紅葉がふたりの心と体を染めていった
でも、気が付いたらすぐ冬景色
あっという間に木枯らしが吹いて
もみじをきれいに風と一緒に飛ばしていった
あの人は、きっと、小さなもみじを胸に抱いて
又、日常に戻っていった
雑踏に去っていくあの人を、探す術を 私は知らない
私は知らない
(了)
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※ 当然、フィクションです。
今回は、大人の恋愛を描いてみましたが
こんな感じ?w




