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ツンデレになりきれない令嬢と王子  作者: はるさんた


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エピローグ:結婚生活の甘い日々


宮殿の窓から朝日が差し込み、ルシア・ヴァレンティナは金色の光に包まれながら、柔らかな微笑みを浮かべていた。隣には、金髪に青い瞳のアレン様――今は夫――が、朝の書斎で書類に目を通している。


「アレン様、おはようございます」

ルシアは軽く伸びをして、隣に歩み寄る。淡いピンクの朝のドレスが優雅に揺れ、栗色の髪が光を受けて輝く。


「おはよう、ルシア」

アレン様は顔を上げ、優しく微笑む。目が合うだけで、朝の光以上に温かく心が満たされる。


ルシアは少し意地悪っぽく笑いながら、手を伸ばしてアレン様の肩に触れる。

「今日も私の甘えを許してくださいますか?」

「もちろんだよ。君が傍にいるだけで、僕は幸せだ」

アレン様の声は柔らかく、包み込むように温かい。


指を絡め、頬を寄せ、朝の静かな書斎で小さな甘い触れ合いを楽しむ二人。ルシアの小悪魔的な挑発も、結婚してからは二人だけの秘密の遊びになり、アレン様はその度に優しく微笑む。


午後には庭園を散歩する。花々が咲き誇る中、ルシアは挑発的な笑みでアレン様を見上げる。

「アレン様、今日は私に負けませんか?」

「ふふ、今日も君には勝てないかな」

肩を寄せ、指を絡め、笑い合う。外から見れば、ただの夫婦の散歩。しかし二人にとっては、永遠に続く甘い時間だった。


夜になると、二人は書斎やベランダで寄り添い、星空を眺める。ルシアは小悪魔っぽく微笑みつつも、胸の奥ではアレン様の温もりに素直に身を委ねる。

「アレン様、ずっと私の傍にいてください」

「もちろんだよ、ルシア。君と過ごす毎日が、僕の宝物だ」


月明かりに照らされながら、肩を寄せ、手を絡め、耳元で囁き合う。結婚した今でも、ルシアとアレン様の甘く幸せな時間は、まるで初めて出会った頃のように特別で、愛に満ちていた。



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