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何か違くね

気が付くとそこは草原だった。僕は一人走った。みんなは混乱しすぎて走っていく僕に気づかない。でもヒロインちゃんだけは僕についてきてくれた。でも僕は冷静じゃない、本当ならヒロインのほうに向かう所だけど僕はヒロインがん無視でただ走った。泣きながら満面の笑みでただ走った。もう10分は走り続けた。僕は1人になっていた。僕は泣いた。ずっと泣き続けた。自分でも笑っちゃう位本当に頭がおかしくなってた。僕はつぶやく

「ついに異世界転移した。」

「もう子供の頃、既にあきらめていたしまってた夢が...」

「遂に、遂に…叶った…」

その後僕は10分位泣き続けやっと正気を取り戻した。

「あれ、この状況やばくね…」

「ヒロインを置いてクラスメイトから離れちゃったし」

そう思いうろ覚えの道を戻っていった。

「やべ着くのに20分も掛かっちゃった」

そんなこと言いながら周りを見てみると

「なんだこれ…」

僕はゴブリンに囲まれていた。ゴブリンは槍のようなものを持っていて、周りにはクラスメイトの死体が転がっている。もちろんその中にはヒロインちゃんの死体もある。そうすると考える暇もなくゴブリンが僕のことを殺しに来た。僕はこういう状況いつも想像していた。こういう時はこうするよねってでもいざそれが本当になってみると、本当に動けない。体が動かない。死ぬ…そんなことが脳裏によぎった瞬間。

「おらぁー」

ゴブリンが次々と切り裂かれていく。周りを見渡すと騎士団のようなものがゴブリンと戦っていた。

「君大丈夫かい?」

僕が唖然としていると金髪のイケメン兵士がそう声をかけてきた。

「あ、はい大丈夫です。」

「まぁ混乱するのも無理は無い」

「とりあえずついてきてよ。いろいろ話すから」

言われるままに僕がついて行った。まずは情報収集だ。ヒロインちゃんとかクラスメイトは死んじゃったけど、これは一体どういう展開なんだ?転移してすぐに僕以外死ぬだと。主人公闇堕ち系かな?まぁでも僕闇堕ちできてないし別にみんなとそんな仲良くなかったし、正直何とも思わない。まぁいいやとりあえず集中してこのイケメン野郎の話を聞いとくか。そんなこんなで話を聞いた限り、もちろんこの世界には魔法があって魔力もある。魔力は努力次第で増えるしはっきり言ってかなりぬるゲーだ。まぁチート能力とかゲットできたわけでは無いけど。大体全部才能で決まる。それがお約束だろ。まぁいいや僕にとっちゃ好都合。僕には魔法の才能はないだろうし努力次第で増えるなら努力しまくるだけだ。あ、あと僕たちは勇者として召喚されたらしい。まぁもう僕しかいないけどまぁだけど勇者はなんか嫌だから。なるなら魔王か旅人だよ。なんか勇者学院とかに通わされるらしい。もちろん逃げる。脱走する。この世界は今人間VS魔族って感じらしい。勇者は魔族に対抗する手段。別に勇者以外にも魔族に対抗する手段はある。ただ勇者を召喚する方が手っ取り早い。だからそうしてるらしい。僕は脱走して魔法学院に入学しようと思ってる。それが1番俺の好きな展開だから。勇者系はあんま好きじゃないんだ。魔法学院を一般人として入学して実力を見せつけながら旅人になる。そしてなんやかんやいろいろするという。最高な計画だ。そして脱走するなら早い方が良い。

「あ、あの」

「ん?なんだい」

「ちょっとトイレ行ってきていいですか?」

「えっ!」

「どこで」

「あっちの草が生えている場所で」

「え…わ、わかった」

「ご、護衛をつけようか?」

「問題ないです。僕は勇者ですよ?」

「うん、そうだね、わかった。ここで待ってるよ」

そう言って僕は走って茂みに向かう。

「よし、逃げよう」

そう言って走って僕は逃げる。多分すぐばれるだろうが死んだと思ってくれるだろう。今向かわされていたのは、ケミカル王国、だけど名前が何か違うし、勇者学院があるから僕はルカルナ王国へ向かう。あれ?ていうかルカルナ王国ってどこ…



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