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エリザ・カーベラス

私の名前は、エリザ・カーベラス。私は昔から、誰にも必要とされてこなかった。友人からはいじめられ、親に虐待を受けた。それでも、私は今初めて必要とされている。私は強い。私が魔力を測った日、初めて親は笑顔を見せた。どうせ私を利用してお金を稼ぎたいだけだろう。それでも私は嬉しかった。だからもっと強くならなきゃいけない。もっとレベル上げて、だけど今私は死ぬ。なぜならおとぎ話で出てくるような存在の、龍に殺されかけてるからだ。次攻撃を打たれれば死ぬ。死んでしまう…まだ何もなせてないのに、こんなところで…ああ龍が攻撃の準備をし始めた。これで終わりだな…さようなら

「や、やめろ〜」

私は急にその人に押し倒され、間一髪、龍の攻撃を避けれた。

「き、君は誰だ?」

「説明は後で、まずこの龍をどうにかしないと」

その人は見ず知らずの私を助けてくれた。

「やべ、炎が飛んでくる!」

「左に避けるよ!っておい、なにこんな時にぼーっとしてるの!」

その瞬間炎が飛んできた。私は今度こそ死を覚悟した。でもその人は、また私を押し倒して助けてくれた。

「ちっ右手をやられたか…」

「なんで…どうしてそこまでして私を助けるの⁉︎こんな価値の無い、死んだって誰も悲しまない。クズ人間な私を…どうして…どうしてそこまでして…!」

「死んでいい人間なんていない!価値のない人間なんていない!それに僕は、君が死んだら悲しいよ…」

そんなこと、そんなこと言われたの人生で初めてだ。いつもみんなに邪魔だの汚いだの言われてきた。でも、この人は心の底から、私を必要としてくれてる…絶対に絶対に死んで欲しくない。

「ありがとう…」

絶対に絶対にこの状況なんとかしなきゃ。そして2人で生きて帰るんだ。




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