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ヒロイン
あ、ヒロインちゃんが帰って行く、これはチャンスだな。僕はこっそりヒロインちゃんの後をつけた。そうするとヒロインちゃんは、森に向かい始めた。よし、僕は人気のない場所でこっそり龍を出した。
「おい龍、あそこにガキを襲え。それを僕が助けに行くから、そのまま僕をボコボコにしていいよ」
そう言うと龍は少し怯えながらヒロインちゃんのほうに向かった。ヒロインちゃんはどうやら森で魔物を狩ってレベル上げをしているようだ。
「え!龍…?」
龍は容赦なく炎を放った。だがヒロインちゃんはそれをなんとか回避し、龍に攻撃した。
「硬⁉︎」
「全力で叩いても無傷…⁉︎」
「なんだこの化け物」
そして龍は問答無用で、さっきの何倍も強い。炎を放った。ヒロインちゃんの頭に死がよぎった、その瞬間…
「や、やめろ〜」




