異世界じゃね
僕は泣いた。ひたすら泣いた。僕は泣きながら冷静に興奮しながら考えた。もしかしてこれは...異世界転生⁉︎
遡ること5分前
僕は高校生だ。今日は登校初日目、いやーどれだけこの日を待ちのびたか。高校生になったんだしアニメ的展開を起きるんじゃね!
僕の名前は西村恵太アニメオタクな高校1年生だ。僕は幼稚園の頃からずっと厨二病だった。それが悪化したのは小学5年生の時初めてオタク系アニメを見た時だ。僕はその時衝撃を受けて面白すぎて続きが早く見たくてめちゃくちゃ病んだ。その時からずっとアニメの主人公になりたい、異世界転生がしたい、そんなことが脳から離れない。だから僕は考えた。何をしている時でもゲームをしててもアニメを見てても異世界転生する方法。主人公みたいな人間になる方法を考え続けた。僕はアニメ的展開が起きて欲しい。そのためにはまず自分が主人公のような人にならなければならない。僕が好きなのは主人公最強系アニメだ。だから僕はやばい奴になりたかった。でも僕はそんな思いとは裏腹に全然体が動かない行動に映らない。結局は家でアニメを見てるだけ、僕はただ1人で思い上がっている努力もしないで自分の好きなようになると思い込んでいる、馬鹿なんだと途中で気づいた。いつも自分に言い訳して自分を騙してモブとして過ごしてる。こんなのじゃだめだ。中学生になった時何も考えずとにかく努力した。中学生活は捨てて高校生活にすべてをかける。そのために勉強して格闘技術を学んで全力で努力した。そして僕は私立の高校に入学することに成功した。そして僕は高校に向かっていたそんな時後ろから急に話しかけられたら。
「ねえねえ君ってもしかして同じ高校?」
「えっあっ多分はい」
これはもしや僕のヒロイン
「じゃあ一緒に行かない?」
「えっあっは、はい」
そう、実は僕めちゃくちゃ女の人と話すの苦手なんだ。痛みに耐えられるように努力したしいろんな苦痛に耐えるように努力した。でも女の人と話すのはやっぱ無理。
その後とりあえずはいはい言ってたら友達になった。
「教室着いたね」
「あっはい」
やはり僕はその人と隣の席だった。やはりこいつはヒロインか。その後いろいろ説明を受け昼休憩になった。
いやーそれにしても今日の収穫は大きかったなぁ僕が好きなのは戦闘系アニメだけど恋愛アニメでもまあいいか。
そんなことを考えいると、昼休憩が終わってしまった。そしてみんなが続々と席に座っていく。そして最後の1人が座った瞬間教室全体が青く光った。下には魔方陣のようなものがあり、僕はすべてを悟った。僕はその瞬間倒れた。
心臓がはち切れるかと思った。頭がおかしくなるかと思った。僕は喜びを隠せなかった。
「異世界...転生...!」
そして視界が青い光に包まれた。