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第九話 地震が来るなあ

 ある夜、寝入り端の私の脳内に“声”が響いた。


 “あー、地震が来るなあ”


 年配の男性と思しいが、聞き覚えのない声だ。


 え、そうなんですか?

 頭の中で返事をすると、男性は続ける。


 “今度は、北海道だなあ”


 そうなのか……と思った直後、私は寝落ちした。


 翌朝、母にその話をすると、「あんたは勘が鋭いから、本当に起きるかも知れないね」と神妙な面持ちで言われた。



 しばらく経ち、そんな夢を見たことも忘れかけていた時、北海道胆振東部地震が発生した。

 ニュースを見た母から「あんたが夢の中で聞いた地震の話って、これだったんじゃないの?」と言われ、肝が冷えたのを覚えている。


 以前、父の友人・M氏の夢に現れ、不吉な予言をする人物のエピソードを紹介したが、似た存在と邂逅(かいこう)したように思えてならない。


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