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第二十四話 怖いジンクス

 母方の祖父母には、“死”に関する怖いジンクスがある。


 祖母はあらゆる面で強烈な人だ。勝ち気で口が立ち、味方にすれば頼もしいが、敵に回すと厄介なタイプの人種である。


 さらに恐ろしいことに、彼女はある種の予知夢を見る。

 詳細は不明だが、“お坊さんの夢”だ。

 祖母がこれを見ると、決まって身近な人が亡くなるのだと言う。

 気が強いのに心霊系が苦手な祖母は、「ああ、また見ちゃった。気持ち悪い」と顔をしかめる。



 他方、祖父は飄々とした思いやりのある人で、周りから慕われる好人物だが、彼が「死ね」と言った相手は、日を経ずして急逝してしまうというシャレにならないジンクスがある。


 面と向かって言いはしないが、祖父が相手から受けた理不尽に対する不満を漏らしつつ、「あいつ、死ねばいいのに」というニュアンスでその言葉を口にすると、短くて数日、長くても半年かそこらで本当に()()()()()しまうのだそうだ。


 滅多にないことだが、言えば必ず()()()()ので、やがて家族達は祖父がその言葉を吐いた相手に対し、「ああ、あの人、長くないかもな……」と当たりを付けるようになったらしい。


 私の知る限り、祖父は温厚で明るく、普段は他者を傷付けるような言葉を口にしたりしない。

 そんな祖父にそこまで言わせる相手というのは、多方面から恨みを買っている可能性が濃厚だ。それらが積もり積もって、“障る”のかも知れない。


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