表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/42

第十八話 オバケ鏡

 祖父母の部屋にある大きな洋服箪笥に纏わる話。


 この箪笥の表側には、縦長の姿見が付いている。純和風の“ミラー付きワードローブ”というヤツだ。

 昔、何かのタイミングでそれを覗いた時、自分の顔がぐにゃりと歪んで映り、非常に気味の悪い思いをした。

 古い箪笥なので、おそらく鏡も劣化していたのだろう。

 幼かった私にそのような推測ができるはずもない。オバケ鏡だとビビり、それ以降、近寄らないようにしていた。


 時は流れ、高校生くらいになった頃、たまたま姿見に目をやった私は違和感を覚えた。


 歪みがない。


 位置の問題かと思い、幼かった自分の背丈辺りまで腰を落としてみたが、ごく普通の鏡と同じ映り方をしている。


 家族に話したところ、誰もが口を揃えて「あれは昔から普通の鏡だった」と言う。修理に出したこともないそうだ。


 箪笥(姿見)は今も祖父母の部屋に鎮座しているが、あれから何度覗き込んでも歪んで映ることはない。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ