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第十七話 手 ①
母方の祖父の話である。
ある晩、祖父は自宅の便所で用を足していた。
便座に腰を下ろし、出すものを出してホッと一息ついた時のことだ。
膝の上に置いていた右手に、ひたと人の手が触れる感覚があった。
ほのあたたかく、指や手の平だとはっきりわかる形をしたものが、確かに自分の手を触ったのだった。
ぎょっとして周囲を見回す。
しかし、当然ながら誰もいない。
虫などの可能性も考えたが、それらしいものは見つけられなかったそうだ。
母方の祖父の話である。
ある晩、祖父は自宅の便所で用を足していた。
便座に腰を下ろし、出すものを出してホッと一息ついた時のことだ。
膝の上に置いていた右手に、ひたと人の手が触れる感覚があった。
ほのあたたかく、指や手の平だとはっきりわかる形をしたものが、確かに自分の手を触ったのだった。
ぎょっとして周囲を見回す。
しかし、当然ながら誰もいない。
虫などの可能性も考えたが、それらしいものは見つけられなかったそうだ。
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