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第一話 天女

 父の学生時代の友人・M氏の話である。

 彼は霊感が強く、しばしば不気味な体験をしていた。


 ある晩、M氏が2階の自室で勉強していて、ふと窓の外に目をやると、向かいの家の屋根の上に天女がいた。

 羽衣のようなものを(まと)った美貌の女性で、まさにそうとしか例えようのない姿をしていたという。


 彼が呆気に取られる中、女性は舞を舞うような動きをしながら、ひらひらと足元に向かって手招きをしていたが、気付くと消えていた。


 普段からそういったものを見慣れているM氏は、また変なものを見てしまったと思い、そのまま床に就いた。


 翌日、家の前が騒がしかったので家人に(たず)ねたところ、向かいの家の主人が急死したのだという。


 天女との因果関係は不明のままである。




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