式神代行は健在です(忘れ去られた能力スキルを思い出せ!)
主人公の阿辺宿禰静龍本名は青山静という式神代行の安部晴明のから伝授された式神をチートに操るおしゃれで可愛いと言われる男の子・・普段は『おしゃれ番長』と言われるほど、かっこいい物や綺麗なものに目がないことと、好きなものを察知(見つける)には時間を惜しまず、見つけるまではしっかり無駄遣いをしないしっかり者、特に巻物(スカーフたストール、ネクタイ)にはこだわりが強く、なければ自分で作るのも趣味、そんなことに式神は使わないけど備わった精霊の力がある。日本人が無くしてしまった平安時代から伝わる禁断の呪術、陰陽道を受け継ぎ現代でも密かに使役をしながらおしゃれに生きる・使役者
式神代行士・阿辺宿禰静龍 は国鉄職員だった父から国鉄7100形蒸気機関車の名前から一字をもらってつけられた
青龍を神とする古代ヤマトが好きだった歴史オタク・・昔は遊ぶ物も場所もなかった時代だったから本好きの父だった。国鉄も蒸気機関車であった為、石炭をスコップで入れながら燃やして進むという時代だった
そんな父の唯ニ(唯一ではない死ぬまで続けた趣味だ)の趣味といえば習字と六法全書を愛読することだった
国鉄職員であった父は明治生まれ、津軽生まれ、青森にて国鉄に入り北海道に移り樺太鉄道に移転することが決まってから石炭の粉で顔にガンが出来て辞めたらしい。父にとっては大仕事の樺太鉄道開業で駅長になることが決まっている状態での退職だったので(退職なのか離職なのかわからないが)死ぬまで恩給を貰って家で過ごしていた。
毎日、自分の畳書斎で着物に着替えて正座して習字、胡座を描いて縁側で六法全書と睨めっこしていた記憶・・・
子供の僕が見てもわからい漢字だらけの書と本(本とは言い難いなんとか図書館にある本という感じの分厚い辞書だった・・・今でもある・・多分現代人には興味も湧かない専門書になると思うが捨てられないでいる)
父は国鉄を辞めた後、一級航海士となり大きな貨物船舶で『海外航路の船長』が中心の生活だった。
僕には『お父さん』と呼べる日まで10年ぐらいかかったと思う
家に帰るのはいつも1年に一回で船舶に泊まる(他の乗り組員を全員船から陸に上げて自分は残った乗務員、メンテナンスの為残る人や警備の為に残る人、その他家に帰るより船の寝泊まりが良いなど・・・外国人も居たのでホテルがわりの船?船員関係者も含めれば200人くらいだっただろうか)とにかく書と全書に趣味を費やしていた父には
出かけるなんてことは頭にないことだったのか、海外船舶でいろんな都市に行っていたせいか日本の街や都市は興味がなかったのか、母が病で倒れるまで家では見かけたことがなかった
でも子供は9人・・そのうち2人は早くに亡くなっているが長男だけは健在だ
僕の母は2番目で再婚だったが母の産んだ子供は全部で7人
僕は本当に本当の末っ子っていうやつで母にべったりの可愛らしい子供だった(自分でいうのはなんだが・・・)
兄弟も長男と次男だけが父と同じ海外貨物の船長を船乗りをしていた
兄弟は全員少し変わっていると今だから言える
僕と姉3人と兄3人、、、長女はクラシックギターをプロ並みに弾く大胆で白黒はっきり系、次女は洋裁好きで大人し目、3女は車大好きのガテン系、上の兄2人は歳が離れすぎていて性格はあまりわからない、3男は勉強大好きスポーツ万能系で医者を目指していて国立大学に受かったが経済的理由で行かなかったらしい・・・でも優しいけど怒りっぽく喧嘩っ早い・・姉たち(兄にとっては長女以外は妹になる)には就職が決まっても門限が8時だった
でも3女は3男とよく殴り合いの喧嘩をしていた
ある冬の鍋料理の時は玄関で熱い鍋をぶっかけていた・・気を使って少し外してたからやけどはなかったようだ
『やめて〜〜〜』と2女は叫んでいたが本当に鬼のような兄だったと思う
僕はといえばかなり兄とは歳が離れていたのでそんなことを気にするような年齢でもなく兄の中では可愛い弟と感じていたようだ(一番可愛がってくれた)・・・ただ今でもいつも問題提起してくるのは3男と3女だけど僕以外に降りかかる問題なので気にしたことはない・・ごめんなさい
あの時代はいろんなことで家族が多いと大変だったと思う
今でも一緒の世界に暮らしている風景が浮かぶ
おしゃれ番長、青山静こと門下名、阿辺宿禰静龍
という男は明治生まれの父と大正生まれの母の間にできた近所でも有名な可愛い男の子だった
生まれて間も無く近所で子供のいない夫婦や近所の散髪屋さんや独身で未婚の女性からも養子の話があったが
父にとっては孫のような、母にとっても自分によく似た赤ん坊をあげるなんて勇気も選択肢もなかった
化学繊維と呼ばれる素材が苦手で長袖しか着ないシャツも綿が中心、冬はカシミア以上の上質なもの以外は肌に付かないものだけ、半ズボンは絶対に着ない(小学生までに卒業した)
人生はおもしろい。苦しいことは楽しくない。楽しいことはは苦しくても楽しい。苦労の90%は気苦労である
気苦労は捨てろ!それがどんだけ考えても答えは出ない。人付き合いが苦手なら誰にでも一度は恋した気分で付き合ってみる。性別も年齢も見た目も国籍も関係ない・・それでもダメなら自分から絶ってみる。自然にできないなら嫌われても離れる価値がある。一番はいつでも自分の中の神であって外から現れることはない。