銀系魔術《幻影》
「ヨシ、魔力を見ることができたか」「それならば次は魔術を教えよう」
俺がその姿のナニカを見て驚いていると、そう言ってきた。
「この世には種族ごとに別々の魔術を一種類ずつ持っている」
「しかし、ヒトは持っていません。」「つまり何にでもなれるが望まねば何にもなれない愚かな種族だ」多くのナニカが互いに言い寄ってきていて思わず俺は、
「貴方達は何者か?」
「おや、行っておらんかったか?」「そういえば自己紹介
がまだでしたね」「幻術で隠していたからか?」「まあ、
いい」
「「「我らは銀妖精の長である」」」
「成程、では早速お願いしてもよろしいですか?」
多分もらわないとチュートリアルが終わらないと思う。ゲーマーたるものさっさとチュートリアル終わらせてワールドで冒険したいじゃないですか。
「我らが持つ魔術は銀系魔術」「幻を扱う魔術だ」「地味かもしれないがこの世で最も古く強い魔術の一つだ」
「「「では授けよう」」」
その瞬間俺の中に何かが刻み込まれたような気がした。⦅<銀系統魔術・初級>を取得しました⦆⦅種族固
有魔術を習得したためそのほかの魔術は習得不可能になりました。⦆
「習得しましたね。そうしたら、《幻影》と唱えなさい。そうすれば、人里に降りても問題ない姿になります。」
そう優しい声がかかり「幻影」と言うと、視界がブラックアウトした。再び明るくなる
と、暗い部屋でK-509がいた。
「こんにちは、此処は幻影専用の作製部屋でございます」方法はキャラメイクと同じのようだ。
項目は、種族・コアとなる自分のキャラの位置・表面の感触・身長しかなく、種族は自分が見たことがある物と人間しか選べないようだった。俺が選べるのは…ゴーレムと妖精のみ。おそらくキャラ設定で保存したものが選べるのだろう。
そうして自分のアバターを作成し、マイセット登録をした。
出来上がったアバターは見た目はレンガでできた身長2メートルもあり、某ゲームに登場する城塞都市の前で戦うゴーレムの縮小コピー版である。
感触はコンクリ位になった。今はまだ弄れないらしい。
またコアは基本足の根元にいることにした。
「そういえばヒゲガンのコックピットってここら辺だった気がするな」
某ゲームは某りゅうのクエストです