ゲーム開始ぃ!!
「ようこそハカン様。昨日ぶりですね。早速ログインされますか?」「はい、お願いします。」
「最後にお聞きしたいのですが、人間に崇拝され、人間だけを愛する神様をどう思いますか?」
「えと、普通に邪神では?」
「そうですか、...ありがとうございます。昨日、ハカン様の要望を伺いましたが、転職前に空を見ることを推奨いたします」
星辰を見ろってことかな?
「ではハカン様の初期リスポーン地点は妖精の森でございます。良きライフを」
そうK-509が言うと視界が真っ白に塗りつぶされた。目が覚めるとそこは白い霧で覆われた開けたところだった。
「ようこそ、我らの新しい同胞よ」
声がした方向を見ても何もいない。
「はっはっは、魔素も見えぬ者か。これは鍛えがいがありそうだ。」
「ここは妖精の森・幻属区域だ。よろしく頼む。」
今度は違う声が別の方向から響いてきた。
「ではそろそろ...この種族のちゅーとりあるを始めるとしよう」
「妖精の種族というのは昔はいろんなところにいた。水の中や火の中、土の中にたくさんいた。.........」
その後、妖精属を主軸とした歴史を聞かされた。内容は以下
昔からこの地には妖精がいたけど一昔前(数千年ぐらい)に人間がこの地にやってきた。そしたら人間は略奪の限りを尽くした。応戦(被害:妖精側:無し 人間側:国を二つ潰された)したけどここが最後の砦になった。
人間ってのは酷い奴らなんだな。全く。その後、幻術について教えて貰おうとしても「幻術も見破れん奴に教える幻術などない」「我らの幻術なんて教えられるようなものではないから」「自分の術は自分で作れ」うーんこの。妖精ってのは酷い奴らなんだな。仕方がないので森から出たいと伝えると、「出口はあっちだが、出て行ったら殺されるぞ」と脅されたため、幻術を練習することにする。先程「魔素を見る」と言っていたから、おそらく何かのスキルで視るのか、感覚的なものなのか。はたまた、条件を揃えたらいいのか。多分重要なスキルだろうから、取得スキル一覧にはあるのだろう。何かないかと探すついでに口コミを見ていたら良さそうな物を見つけた。