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「じゃあクリスマスはどうしてたの? 前の彼女さんの誕生日は?」と侑に聞かれたので、「そいつの誕生日来る前に別れちゃった。クリスマスは家で前の彼女とずーっとゲームしてた」と返す。
「どうして別れたの?」
侑は俺と前の彼女の間に何があったか興味津々な様子だ。
「それは言えないけど、そいつは精神年齢26歳で俺よりも大人びてて、レストランの予約もしてくれた。デートの計画も交代でたててた。でも今は……俺が楽しませる前提なの?」
俺はつい頭に血が上り、侑と前の彼女を比べるような発言をしてしまった。すると、侑に
「そんなことない。お金ないなら奢ってくれなくていいし、ごはんもファミレスとかマックとかスタバとかでもいいから。でも誕生日とクリスマスくらいは頑張ってほしい」
と言われる。「“でもいいから”って随分だなぁ……」と呆れた口調で俺は言った。侑とのデートではそれなりの高いお店しか行けないのかと思ったからだ。
「とにかく真剣に考えてほしい」と侑に語気を強めて言われ、「プレゼントのこと?」と聞き返す。
「それもあるけど、今後のことも」
とのことだったので、
「わかった、俺が悪かったよ」と返した。




