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クリスマスイブの夜、アルバイトを終えた侑が我が家に泊まりに来ることになる。実は俺は侑のあとをつけていたので、侑を見つけて声をかけた。久しぶりに俺の家に来たので、少し迷ってしまったそう。
一緒に俺の家まで行き、俺は侑からクリスマスプレゼントをもらった。高級ブランドのマフラーと、スヌーピーのクリスマスカードが入っている。俺が侑に買ったものとかなりの金額差があったので、
「えっ、いいのこんな高いものを? 俺が買ったものと差がありすぎて恥ずかしくなった。色も俺の好み。ありがとう」
と大げさな反応をしてしまった。それから俺たちは眠りにつく。
侑の寝顔があまりにも可愛かったので、俺は侑の耳・頬・唇を指で撫でた。侑が生理中だったのでキス以上のことはできなかったものの、それでも俺は満足だ。侑がシャワーを浴びて身支度を終えた後に、俺は侑にクリスマスプレゼントを渡した。某書店で購入した、日本画の黄色い靴下だ。デザインが良かったので、自分用にも同じものを買っている。




