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to you  作者: 相沢 朋美
第3章 恋人同士
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 俺たちは交代でボートを漕ぎ、日陰で休憩する。

「俺結構頑張ったんだけど、ご褒美ないの?」

侑におねだりしてみた。侑に「何か欲しいものある?」と聞かれたので、「キスして」とお願いする。侑は自らキスをしてきた。

 交代でボートを漕ぎながら、川岸に到着する。先ほどの男性スタッフに「お疲れ様、揺れるから気をつけてね」と言われ、俺は先にボートから降りる。侑は立ち上がることすら怖がっている様子だ。男性スタッフは「お兄さんがお姉さんをエスコートしてあげて」と言う。そこで俺は侑に手を差し伸べ、ボートから降りた。

 そろそろ昼食を食べようという話になり、近くのうどん屋さんに入る。店内が混雑しているので知らない人と相席になっても良いかと店員さんに尋ねられ、俺はそれでも構わないと答えた。すると、おじいさんが1人で座っている6人席に案内される。そして店員さんから俺と侑で並んで座るよう指示され、それに従った。侑は肉うどん、俺は天ぷらうどん定食を注文する。待つ間、俺たちはお互いの学校の話をしていた。

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