ツール・ドス
幽残が死んだ。
そんな単純なことをなぜ乱夢は理解できなかったのだろうか。
そして、なぜ乱夢の父さんはテレビの出演を許可されたのか...。
それはきっといつになっても誰も知ることの無いことだろう。
「7階...F601号室。ここに、あの快が居る...のか。」
幽残の仇...絶対に取ってやる。
扉を開け、F601号室に入る。
その部屋には、パソコン、カメラ、何十個ものモニター、スタジオのようなものがあった。
「ここは...あのテレビ番組のスタジオか...?あの...父さんの死んだ...!!」
「ビンポォーン...。正解だよ。乱夢君。」
振り向くとそこには快が居た。
きっと本物の快だろう。
「お前!!」
「ツール・ドス。」
次の瞬間。
地面に波のような模様ができ、快はこういった。
「3...2...1...。」
「ヴィルルゥン!」
すると快は気付かぬ間に裏に回り込んでいた。
「ヴァレンタイン・チョッコォォォォ!!」
チョコを0.1秒もしない内に後ろに投げ飛ばし攻撃をした。
命中はしなかった。
い、今のは!?奴の能力か!?
だが、今0.01秒でも遅れていたら、きっと俺は死んでいた。
「3...2...1...!」
「バァン!」
地面の模様が出来たと共にどこからか銃弾が飛んできて、腎臓を貫かれた。
「ブヘォォ!!」
な、何も分からない...。
こいつの能力はなんなんだ...?
「乱夢君。君は何も分かっていないようだ。」
「3...2...1...!!」
足が銃弾で折られた。
「2...1...!!」
快は突然目の前に現れ、乱夢の前頭葉をぶん殴った。
「おぉォォォォ!!!!」
もうどうでもいい...全部。




