タワー・オブ・オール
そう言って、快の偽物は全て消え去った。
「なんなんだよ...仕返しだの復讐だの...。俺には、なんの覚えもねぇぜ...!!!」
そのカードにはある建設会社のビルの住所が書いていた。
乱夢は急いでそこへ向かった。
また、仕方なく護身用としてチョコを30gほど持って行った。
入口に着くと5人の警備員が立っていた。
乱夢は息を殺して、チョコの中に潜伏し小さい通気口から侵入した。
「おぉぉえ...。気持ちわりい...。チョコの中なんかに...。」
7階のF601号室...。
そこに奴はいる。
エレベーターに乗り、ボタンを押す。
すると...。
7階を通り越してしまった...。
何だ?押し間違えてはいないはず...!
確認をしても押し間違いでは無い。
どんどん階数が上がっていく。
10階、11階、12...13...14...。
「待て!?このビルは15階建てのはずなのに...!何故だ!?16階だと!?」
どんどん階数が上がっていく!!
...。
「私の能力...タワー・オブ・オール...。エレベーターがないと発動出来ない専用能力だが、この状況下では最強...!!」
...。
「何なんだこれは!?これもきっと誰かの能力に違いない!まずは脱出の方法を考えなければ!」
「ヴァレンタイン・チョッコ!!」
乱夢はエレベーターの壁をチョコで破壊しようとした。
だが、破壊は不可能だった。
「畜生...!」
50、51、52、53階へと上がっていく...。
色々と試して見たが全てダメだった。
95、96、97、98、99、
___そしてついに、100階へ到達してしまった。
「チーン。これより、落下を開始致します。」




