2023年2月14日x回目。
学校に着いた。
「おはよー。乱夢君。」
「おはy...って幽残は?休み?」
「あぁ。幽残は今日胃腸炎で休んでるってさ。なんか1年ごとに胃腸炎かかってるみたいだよ。」
「へぇー。そうなんだ。まじか...。」
席に着いた。朝の会まで時間があったので、スマホを見た。すると...。
「2月14日?」
は?ちょい待てよ...。昨日がバレンタインだったよな?
カレンダーを見た。
確かに14日だ...。
黒板にも14って書いてある。
スマホ、カレンダー、黒板に続き、Twitterのトレンドや昨日上がっていたはずのSNSのバレンタイン動画も今日公開になっていた。
放課後。
俺は靴箱にチョコが入っていることを想定して、能力を使った。
「ヴァレンタイン・チョッコ。」
「ヴァァァン!!」
言っていなかったが、俺の能力は、チョコレートを自由自在に操れる能力だ。
チョコの中からものを作り出すこともできるし、チョコ本体を爆発。粉砕することも出来る。
今は爆発させたんだ。跡形もなくな。
靴を履き、ゆっくりと歩き出そうとする。
その瞬間。乱夢は誰かの視線を感じた。
「だ、誰だ?」
辺りを見回しても誰もいない。
気のせいか...?
乱夢はそのまま、幽残のお見舞いに行った。
「幽〜残!来たぞー。」
「あぁー...ありがとよ。俺、昨日も休んでたのに来てくれて。」
昨日も休んでいたのか?
俺は長い夢を見ていたのか?
その後、家に帰りまた寝た。
次の日も、2月14日だった。
「は...!?」




