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タイミング社会

「ツール・ドス...。」


この世はタイミングで成り立っている。

きっとそうだ。

人と人がすれ違う時、あまりぶつからないのはタイミングが合っているからだ。

ゲームで見ていない間に裏から敵が回り込んでくるのもタイミングだ。


私の名は、蔵谷(くらたに)(かい)。過去に六時往(ろくじょう)完竺(かんじく)という親友がいたが、12年前に死んだ。

あれはきっと事故なんかじゃない。

そうに決まっている。

私のこの能力で...しっかりと確かめたのだから!!!


「おはようございます。」


「あぁ、おはよう。」


私は出社後、コーヒーを飲み一日の予定を確認し同僚や後輩、又は先輩方に挨拶をする。


「プルルルルルル。」


突然電話が鳴り出した。


ん?なんだ...?知らない番号だ。

しかも、こんな労働開始時間前に...。

私はその電話をとった。


「お電話ありがとうございます。株式会社○○○○部署です。」


「六時往完竺を知っているだろう。」


今、完竺って言ったのか...!?

いや、聞き間違いに違いない...。


「おそれいります。お名前をお伺いしても...___」


「___蔵谷快。お前に言っているんだ...。完竺の本当の死因が分かりそうなんだ。協力してくれ。」


「大変申し訳ございませんが、個人情報に関わることは...___」


「___もし、少しでも意思があるのなら...。明日の17時に○○ビル、7階F601号室へ来い。」


電話は切れた。


...。

このツール・ドスのもうひとつの能力を貸すべきかどうかという所か...。


いや、真実は誠実にこのタイミングの世界を左右してくる。





___だから。

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