もしかして、、?。隅々まで念入りに調べよう2
夕食はホーンラビットのステーキ、サラダ、ホーンラビットの肉団子と野菜スープ、ロールパンでした。今回はホーンラビット被ってる、、。ロールパンは見た目ちょっと硬そう。
「ヴァイツェンはいかがですか~」宿屋の娘さんがテーブルに回って尋ねてきた。
む、食前酒、、、俺はビールをよく飲むが、、、、ラガーなんて、このゲームの世界背景じゃ未だ無いだろうなぁ、、、。
・・・・ヴァイツェンか、、、
「ペールエールは、、、、ありますか?」バナナっぽい匂いよりもホップの方が好きなので聞いてみた。
「ありますよ。他の方は何になさいます?」
男性陣はペールエール、女性陣はヴァイツェンを頼んだ。
「ペールエールとは意外だったな。ドーラやライザはヴァイツェンの方を好く飲むが。」
「バナナやクローブの香りよりホップやモルトの方が好きなので、、。」
「というか、飲めるんだ、、、酒、、、。」
「口を湿らせる程度ですけど、、、、。」
机の上にナプキンは無い。
仕方ないのでアイテムボックスからタオルを出す。いや、厳密にはこれ、タオルって言ってるけどゲームの時は魔物倒したときに出る 『布』 なんだけど。昨日の野営の時、汗を拭こうと何となく出したら見た目、触り心地、タオル?だった。
片方を首元に差し込み下へ広げて垂らす。
あ、うちの居酒屋の料理に油が跳ねるのがあったので思わず出したけど、、、、まあ、いっか、、、。今更仕舞うのも可笑しいか、、、、。
明日の予定を打合せしながら食事を勧めて行く。
なかなかおいしゅうございました マル
部屋に戻ってベットに入る。
ドーラさんが真顔で話しかけてきた。
「鐘が鳴ったら起きろよ。起きないと、、、、、そのでかい胸かお尻を揉みほぐして起こしてヤるからな。」
うおぉい、、、真顔で言う事か、、、、しかも何か発音が違うような、、?
「・・・・猶予時間は、、、、、」
「コーヒーが来るまでは待ってやるわよ。」両手を目の前でわしゃわしゃと動かす、、、。 貞操の危機、、、、
「来る?とは、、、?」
「あたいが起きて、下に頼んで持って来る迄。ただ、出来てるから順番に持って来る時間次第かな。」
「・・・・・それなら大丈夫、、、、。」扉開けて出入りなら、、、、その音で起きれるだろう。
「昨日は駄目だったよねぇ、、、、宿屋娘か女将だったらひん剥いてから目の前で揉みしごくからな?」右手の人差し指と薬指をクイっと器用にV字に開き、中指をこしょこしょ動かす、、、。 いや、、、それ違うのでは、、、、再び貞操の危機、、、。
「・・・・・かんにんしてつかあさい、、、、」
目覚まし時計の無い世界コワイ、、、朝5時と夕方5時の鐘はあるが、、、、外で鳴るから微妙に聞き取りにくい、、、。
川の字で寝る。真ん中が俺である、、、、。左右に肉壁ガガガガッ 息子が起きちゃう!、、、、、、あ、、今はもう、、、、、、
「、、、、、、、おやすみなさい」
「おやすみ」
「おやすみなのだわ」
「・・・・・・・どう思う?」
「食事の仕方、、、この娘マナーを知ってるのだわ、、、。話し方も時々丁寧になるし。隠しているように見せて素が出てる?なのだわ」
「ま~、、、 一人だけ音をほとんど出さずに食べてたしなあ、、、、首から何か下げてたし、、、。、、、、野菜と肉のスープ、あたいが器に口を直接つけて飲んでたら、横でスプーンだぜ?思わず吹き出しそうになった、、、、。」
「あんたは下品すぎ。パンも皿の上で千切って食べてたのだわ、、、わたしもここ数十年した事なかったのだわ、、。」
「、、、、数十年、、、、、エセお嬢様だなぁオイ、、、、、、まさか、、 『なのだわ』 も、、、か?」
「今、話してるのは其処じゃないわ!兎に角、人間で冒険者登録直後の初心者があんな風に食べている途中でナイフやフォーク置かないわ!。」
「お前と真逆で本物の貴族様と言いたいんだな?」
「そういう事。で、ここの第三バカ王子に政略結婚的な感じだと思うのよ。」
「おい、、、王子をバカ呼ばわりするのは、、、、」
「あのバカはエルフ至上主義の権化なのよ。エルフの俺に抱かれるのは名誉だ、有り難く思え、感謝しろ、むしろ喜んで股を開け。の下半身欲望忠実脳内御花畑のイケメン男よ。」
「、、、、クソバカ王子だな、、、最悪じゃねえか、、、って『なのだわ』忘れてるぞ?」
「のじゃロリ貧乳初物喰いエルザ姉よりマシでしょうが!あざとく受け狙いしちゃ悪い??。」
「身内の言い方ぁ!!てか、姉なのにロリって、、、?」
「魔法で成長を極度に遅延させてるの!昔から成人なる前の子ばかり引っ掛けて喰い散らかしてるわ。」
「お前の身内の趣味なんて聞いてねえし興味ねえよ!。てか、なに、エルフってそんなのばっかなの?エロフなの?エルフは聡明で、気高いイメージだったんだけどぉ?!」
「寿命が千年以上あって外見はほとんど変わらないのよ!興味を引くものなんて大体決まってるでしょ!」左手の中指と親指で輪っかを作り人差し指だけ出した右手に上下反復させてドーラに見せるライザ。
「凛として気品に溢れるエルフの女性像がぁ、、、、、、。」その仕草を見て落ち込むドーラ
「気品に溢れるエルフ???餌まきに決まってるじゃないの。夜になれば夜通し百閉か鵯越えしてるわよ。舌舐めずりと卑猥声で挑発しながらね、、、人間の種馬じゃなくてオスはエルフの淡白な男と違って、柳腰がガクガクに成程に一夜の夢を結んでくれるから。」
「ライザ、、、お前そのうち、、、後ろからブスリと刺されるぞ、、、、」
「ジンより金持ちで顔が良くて立派な息子持ちだったら後櫓で何回でもズブリでドプリをお願いする、、のだわ!。」
「今更、 『のだわ』 をつけるのかよ、ほんっっっとにお前とエルフに対する幻想が崩れたじゃね~かよぉぉ、、、、。」
「エルフに幻想持ちすぎなのだわ。エルフだってあんたたちと同じ方法で種族繁栄させてるのだわ。それとも分裂して増えろとでも?あんただってそのままの姿で100年、200年生きてその間、懐胎が一回ぐらいしかなかったら?。」
「そりゃ毎晩、朝まで上半身を垂直に伸ばしたまま、膝の屈伸運動と同時に回転したり、左右にゆっくり揺らす運動をヤるに決まってるだろ。」ドヤ顔をするドーラ。
「どの口で言ってんの?ああ、下の口で言ってんのね。全くガイアみたいに何時までもグチグチと、、ぁ、、、、な、なのだわ。」
「ちょ?、、、、え?、、、、お、お前まさか、、喰ってないよな、、、??。」
「・・・・・・・・あのねえ、、いくら私でもアンタと竿姉妹には成りたくないわ、、、のだわ。」溜息をつくライザ。
「・・・・・・この話はもう止めよう、、、力が抜けていく、、、、、。」
「発端はドーラなのだわ。」
「・・・・・・アルの話に戻そう、、、、第三と言う事は、、、。」
「第一王子は奥様1人で他は見向きもしないから妾はいない、今更増やす?ないのだわ、、第二王子は剣に夢中で婚約者止まりの状態で妾以前の問題。残るのはその下半身王子、、妾というか、お手付きが両手以上居るとかと言う噂なのだわ」
「うわ、、、、ドエロフ、、、。」
「明日のクエスト次第でジュリアネスに連れて行くのだわ。というより連れて行かないと可哀相なのだわ!さっき花弁をちょっと開いて確認した時、純潔の証が有ったのだわ。あの下半身王子が初房事になるなんて残酷!。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・クエストがクリア出来なかったら、連れて行くのは難しいぞ?。」こめかみに指をあてて苦悶の表情でドーラは答えた。
「どの道、グラナダかフレイムを経由して行く予定だから、あの娘のLV上げとランク上げには丁度良いのだわ。」
「・・・・・明日、ジン達と話をしてみるか、、、。多分フレイム連邦にいるシンシアに会ってからジュリアネスに向かう、、、はず。」
「なのだわ。さあ、私達も明日の為にゆっくり休むのだわ。」
「おう。あたいも寝るぜ、何か凄い疲労感が、、、、、おやすみ。」
「おやすみなのだわ。」