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千一夜物語  俺があいつであいつが俺で   作者: 皇 八皇
ミレニアム王国 旅立ち編
1/109

プロローグ


俺、こと山本龍一はバイトが終わって自宅に帰って来た。


 大学二年生。高校からの専門学科の上位資格取得の為、進学した。

遊ぶ金は無いからバイト。お陰で合コンの誘いがあっても時間が中々会わず参加ができない。


「当日昼連絡、開始18時なんて無理に決まってるだろう、、、。」


 合コンのお誘いメールを見ながらつぶやく。

返信には、バイトの為無理と返信済み。当日の連絡じゃどうしようもない、、、。

 ・・・・・そしてもう一通のメールを見る。

「20日の19時駅前の金時計下にヤク〇トを持って集合・・・か。」


先月、連絡があったメールだ。日にちは明日。

高校時代から続けているオンラインゲーム仲間からだ。

 まあ、腐れ縁てやつかな、、、、、現実を見つめてリアル彼女をと思うが、、。

今日はその仲間とクランでアップデート後のボス戦に参加予定である。


暁の傭兵団。これがクラン名だ。総勢58人と大所帯ではないがそこそこの成績で上位クラン入りしている。

その打ち合わせの中で以外と近郊にいる、ということで集まれる人は~との話が出て、オフ会の話が進んだ。

先月の話だからバイトの調整も余裕で開けることができた。


 それを現実でもやれって?   ごもっともでございます、、、。

さて。

とりあえずインしてみんなに挨拶。装備を整えるため、クラン部屋へ。


装備は、、、そのままでいいか。アイテムは回復剤を持てるだけと、、。HP、MPポーション、、食べ物も回復主流でと、、。ドロップが結構あるらしいから使わなそうなアイテムは保管、、と。

おっと、お金は死ぬと半分になるから全額保管、、と。魔力攻撃アップ石も忘れたらイカン。

 ふむ。準備はできた。


場所は北の荒れ地ダンジョンの地下100F。今まではそこまでしかいけなかったが今回のアップデートで実装されたこの扉の向こうのガーディアンを倒し、その奥にある祭壇から出現するという邪神龍を倒す。


PTを決められた班に別れて作る。

「おいす~」

「4649~」

「がんばろ~ぜ~」

「ういっす」


配置につく。情報では扉を開けて中に入る。1分経つと扉が閉まりガーディアンが出るとの事。

倒せば祭壇の間へ行けて復活している邪神龍と戦う。

全滅すると1Fの復活石に飛ばされる。


10F毎に転移石(復活石)があり、最初は1階層ずつ攻略していかないといけない仕組み。PT仲間が行ったことがあっても転移石に自分が触って登録していないと取り残されるようになっている。100Fは扉まで10分ぐらいの所に転移石がある。必ず1回は自力で走破しないと駄目だが、1回でも行けば次からは100F転移石まで1回の転移で行ける。

後は欲しいドロップがあれば近くの階層転移石へ移動、狩りとなる。


 昨日までに欲しい武器のドロップは集めきってこの十六夜を2本作製して貰った。何とか間に合ったぜ!。

十六夜というのは漆黒の刃を持つ武器だ。日本刀がモデルになっており、魔力を乗せると白刃に変わる。

魔力が綺麗に乗らないと刃が黒いままで攻撃力もそのまま。白刃になれば、攻撃力20%上乗せ&退魔効果追加と説明文。


・・・ゲーム内だと、魔力攻撃アップ石を使えば次の攻撃に確定で入るんですけどね!。

 魔力攻撃アップ石必須、、てか、どの武器にも同じ20%アップ仕様だけど!。

ここで邪神龍を倒せばクラン員に10%の攻撃アップか防御アップの印が手に入る、、、確率で、、。

地味に大きいから欲しいとこだ、、。



「準備はいいか~1分あるとはいえ遅れるなよ~」

クラン長からの連絡。

流石は上位クラン員。扉に入る順番毎に集合、うろうろする奴はいない。






「打合せ通り動けば倒せる。開けるぞ!」


扉が開き始め画面が光りだす。






さあ、扉が完全に開き、光が溢れ出す。いざっ!!


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