色
変わらない希望は、腹の中から沸き起こる。 怒り、悲しみ、喜び、楽しみ、苦しみ、嫉妬。
様々な感情が私の奥底で叫び、またパレットのように鮮やかに自分の人生を彩り、朽ち果てさせる。
黒々としたなかに白が少しあればいい。 赤があれば尚いい。 青は目に染みる。
単色といわれればたしかにそうかもしれない。でも私の中では結構カラフルになれるんだけどねー。
様々な色を組み合わせれば何かしらのいろになるでしょ。
どこからかやってくる緑色、紫、水色。 私の中にはない色たち。ほかの人が持ち合わせている色をありがたく感じる。色が少しカラフルになって、自分のパレットがまた違う景色を描くことができる。
それらはただ独立して存在するだけだけど、少しだけ混ざることを許容すれば、違う絵を表現できる。
星空でもいい、くさっぱらでもいい。 大海に浮かぶ魚でもいい。私はそこに見えていなかった光を感じる。
色とりどりを良いとこ取りするのはもったいない。限られた色で何かを描ければ面白い。形になるのかはわからないけれど。
ああ、「そんな風」とかいう「風」を描いてみたい。なに色だろう?
「気持ち悪い」は黒なのか、紫か、あるいは白か。
「ありがとう」は何色だろう。何色でもいいと思うけど。
「言葉」の色はクローバーのようだけど、言葉に秘められた色は未知の世界で分からない。
わからない、だから可愛らしい。 どちらの方向に向かうのか予測できない。道という概念よりキャンパスに近い気がする!
そうだったらいいな。
そういう世界を作り上げていけたらいいな。面白いカラフルな人達と。