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プロローグ・号外

「号外!号外!」

エルドラド王国王都の大通りを新聞社の下っ端が走っていく。

「人形病の原因が分かったよ!!」


ここ、王都では、数百年前から数年に一人眠ったまま起きなくなる人がいる。

心臓は動いているし、体も温かい。

しかし、生きているだけだ。

寝かせればピクリとも動かず、座らせてもされるがまま、重力にしたがってずり落ちる。

食べ物を口に入れても飲み込まず、やがて衰弱して死んでしまう。

たかが数年に一人だが、大抵魔力の高い高位貴族。

時の魔法師長がなった事もある。

治癒魔法(ヒール)も効かず、"魔族の呪い"とまで言われていた。


やがてついた名前が、人形病だ。


その病気の原因が分かったらしい。


「やっぱり魔族の仕業だったってよ!」


は?ただの噂じゃなかったか?

意外と的を射ていたってことか。



そっからの対応は、いつものお役所仕事に比べれば、とてつもなく速かった。

まぁ、高位貴族が魔族に狙われるなんてあっちゃいけない事だし、自分の命かかってんのにうだうだ言うやつも居なかったって事だろ、どうせ。

まあ、見回りやらで仕事を増やされた自警団としては嬉しくないが。




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